昨日1月24日から、東京第一検察審査会が「不起訴相当」の議決を出したとの報道があります。
これは、福島原発告訴団とは別の申立人によるもので、被疑者は法人としての東京電力、被疑事実は原子炉等規制法違反とのことです。
告訴団の申立ては東京第五検察審査会が受理をしました。
被疑者は旧東電幹部ら6人、被疑事実は業務上過失致死傷罪です。
告訴団の申し立てた事件についての議決は、まだ出ていません。
参考:東京検察審査会に審査申し立て(2013年10月16日記事)
福島原発告訴団は、東京電力福島第一原子力発電所の事故により被害を受けた住民で構成し、原発事故を起こし被害を拡大させた責任者たちの刑事裁判を求めて2012年、福島地方検察庁へ告訴を行いました。検察庁が全員を不起訴とするも、市民からなる検察審査会は強制起訴を決定しました。2017年6月30日に初公判が開かれ、刑事裁判がスタートしました。