2月22日、東京地検包囲行動にお集まりいただいたみなさま、本当にありがとうございました。
当日は、武藤類子団長が体調不良のため、石丸小四郎副団長が病気療養のため、無念の欠席でしたが、東京検察庁前の歩道に詰めかけた人々の数は、最終的に622人をカウントしました。
告訴団が用意したプラカードは「地検は起訴せよ! 東電は自首しろ!」というもの。参加者みんなで地検に向かって掲げました。
この日までに集まった署名は、40265筆。告訴団から佐藤和良副団長ほか2名と弁護士3名が、上申書と共に東京地検に提出しました。
上申書
代表者たちが提出している間、外ではアピールアクションが続きました。全国告訴団の代表者と、県内の農家さんらが、次々とマイクを握り、「住み慣れた土地と家を追われた」「長年続けてきた有機農業ができなくなった」「どうして加害者の罪が問われないのか」「必ず起訴してほしい!」と、思いの丈を叫びました。
最後に参加者全員でシュプレヒコール。
「地検は強制捜査せよ!」
「東電を起訴せよ!」
「保安院を起訴せよ!」
「安全委員会を起訴せよ!」
「山下俊一を起訴せよ!」
中にいる方々に、私たちの本気が伝わっていることを願います。
続いて参加者は、東電本社前まで静かに行進し、東電に自首を勧めに行きました。今回は、要請文を渡すところや交渉の様子が、外にいる参加者たちにも伝わるようにと、屋外で手渡すことを指定いたしました。東電のゲートの中に代表者10名が入り、その周りを福島からの参加者30名が囲む形で交渉が始まりました。
2013年2月22日地検包囲行動時の東電要請書
東電側から受け取りに出てきたのは、広報部原子力センター所長會田満男さん。被告訴人(加害者)である前会長や前社長が出てくることはもちろんありませんし、現社長や役員たちがこうした場面に顔を出すことはありません。広報担当者だけが、毎回毎回矢面に立たされているのです。
要請文読み上げの後は、福島の避難者と農家さんからのアピール。「東電の社員一人ひとりを責めようとは思わない。でも責任のある役員たちのことは、決して許さない!」と叫んだ声は、多くの参加者の気持ちでもあったと思います。
集会の最後は参加者全員で再びシュプレヒコール。
「東電は自首しろ!」
「東電は責任をとれ!」
すっかり暗くなった新幸橋交差点に響き渡りました。
2月25日(月)15時には、同署名40265筆の写しを福島地検にも提出します。
22日の包囲行動では、「告訴団は脱原発の最後の希望です。がんばってください」とおっしゃってくださる方もおられました。このまま何もなかったことにはさせてはなりません。必ず責任を取らせましょう。
署名活動は3月5日まで続行します。引き続き、みなさま方のご協力をお願いいたします。
以下報道から
「東電家宅捜索で証拠押収を」 原発告訴団が地検に要望(47news)
東電への強制捜査、被災者ら求める 東京地検に上申書(朝日デジタル)
東電の強制捜査を求め、被災者ら東京地検囲む(OurPlanet-TV)
日本は本当に法治国家か~東京地検前に620人の怒り渦巻く(レイバーネット)