2015年9月29日火曜日

9・25東京第一検察審査会激励行動!


9月25日、東電株主代表訴訟の第20回口頭弁論が開かれました。法廷では、原告代理人(海渡 雄一弁護士、甫守 一樹弁護士)によって「平成20年7月末の方針変更が 福島第一原発事故を招いた」のプレゼンが行われました。
  • 被告武藤らは、H20.7末までは本件津波クラスの大津波について実際に想定して対策しようとしていたのであり、予見可能性があったのは明らか。
  • 被告らは当初H21.6までに津波対策工事を終わらせるつもりであり、耐震バックチェックの延期と本件事故との間には因果関係がある。
  • 被告らは政府事故調をも騙して「東電社内では津波は重要問題ではなかった」等と認定させており、事故後も真実の隠ぺいを図っており、きわめて悪質である。
このまとめに至る道筋の説明は、実にクリアで説得ある内容でしたので、きっと福島原発告訴団の裁判にも生かされるはずだと思います。

お昼休みに東京地裁前で、第一検察審査会に向けて激励行動を行いました。雨の中ですが、大勢の支援者が集まってくださり、事件の解明、公正な裁きを望む声をあげました。必ず、「起訴相当」の議決が出るように、上申書も届けました。

第一検察審査会上申書3(2015,9.25提出)


2015年9月10日木曜日

東京第一検察審査会激励行動&「株代」同日行動!

東京第一検察審査会激励行動と東電株主代表訴訟裁判&報告・学習会の同日行動です

東電元幹部3名の強制起訴が決まり、検察官役の弁護士も強力な布陣となり、さらにもう2人の指定弁護士が追加されるという報道もあります。参考: 「検察官役弁護士(指定弁護士)が決定!」
告訴団はこの事件のほか、東電と保安院の津波対策担当者計5名について、東京第一検察審査会に申立てをしています。この申立てについても起訴相当の議決をしてくださるよう激励行動を行います!ぜひお集まりください!

東京第一検察審査会激励行動
2015年9月25日(金)
12:00~12:45 東京地方裁判所前
 *今回は福島発着の貸し切りバスは出ません。すみません。


【同日開催】東電株主代表訴訟裁判報告・学習会
激励行動の当日は、歴代東電取締役の個人責任を追及している「東電株主代表訴訟」の裁判が東京地裁で行われます。午後からは参議院議員会館で裁判の報告と学習会が開催されます。
学習会の講師は、金沢地裁の裁判長として志賀原発の差止を命じた元裁判官の井戸謙一弁護士です。現在は福井原発訴訟や、福島県の子ども脱被ばく裁判などで活躍されています。
ぜひ裁判の傍聴や、報告会・学習会へもご参加ください。  

  9:30~原告地裁前アピール
10:30~口頭弁論(東京地裁101号法廷)*傍聴は抽選になる場合があります。
13:30~報告会&学習会(場所:参議院議員会館 講堂 参加費無料)
     学習会講師:井戸謙一弁護士
     *入館証の配布は、12:45~13:15まで
詳細は東電株代ブログをご覧ください。
http://tepcodaihyososho.blog.fc2.com/blog-entry-201.html

https://drive.google.com/file/d/0B6V4ZwGwBEaxVVJITXhxQnVvSkE/view?usp=sharing


2015年9月6日日曜日

9・5福島県民集会開催!

 
安積総合学習センターで開催された福島県民では、「真実を明らかに」というみんなの声で、東京第5検察審査会を動かすことができ、11人中8人以上の「起訴相当」を2回にわたって獲得することができた喜びを分かち合いました。
保田弁護士からは「裁判の意義」について、海渡弁護士からは審査会の審議経過の中で明らかにされた新たな証拠についての報告がありました。
最後に、「東電福島原発事故の刑事裁判を支援する会」(仮称)設立の呼びかけがありました。これから10年闘争とも言われる裁判の行方を見届け、応援するために、力を合わせていきましょう。
 
◆海渡弁護士の説明資料
海渡弁護士からは、開口一番「今までの説明は全部忘れてください」という宣言。
というのも、「起訴議決」を再度、しっかり、読み込んだところ、
【東電は津波対策を決めていた!! にも関わらず、方針転換して、先送りした】
【『起訴議決』は、政府事故調と検察の描いてきた構図を一変させた!!】

議決の最大のポイントは、「2007年12月時点で、東電は推本の長期評価を取り入れる方針を決め、2009年6月には耐震バックチェックを終える計画であった。にもかかわらず、2008年7月の武藤指示は、いったん決定されていた東電の社の方針を土木学会への検討依頼を口実に、全面転換し、早期に終えなくてはならないバックチェックを何年も先送りすることを意味していた!」これが決め手となり、起訴議決に至ったわけで、私たちは、だまされていたというのです。
これからの裁判の中で、さらに隠された事実が判明することでしょう。しっかり追い詰めてまいりましょう。
 
▽当日のパワーポイント
 
 
◆動画(UPLANさまより)