2013年12月18日水曜日

福島県警よ、福島県民の仇を取れ!

12月17日「外国人記者クラブでの会見」、18日「汚染水流出事件第二次告発」が無事に終了いたしました。

◆まずは、記者会見における武藤類子(福島原発告訴団団長)のスピーチ原稿を掲載いたします。
 
福島原発告訴団は2012年3月に福島県で結成されました。
2011年3月11日の原発事故から一年がたっても、事故の責任が明らかにされず、だれも処罰をされない現状があったからです。

事故の被害は甚大です。16万人が家を追われ、職業を失い、家族や地域社会がバラバラにされました。原発のサイト内で職員が亡くなり、双葉病院では避難中に50人の高齢者が亡くなりました。自殺者もいます。家畜や動物たちも命を落としました。子どもたちは外で遊べなくなりました。
山林や田畑、居住地も広大に汚染されました。食べ物に放射性物質が検出されました。人々は健康被害に怯えて暮らす人生となりました。
2011年度、2012年度までの18歳以下の甲状腺検査の結果、約23万人中59人が甲状腺がんまたはがんの疑いとなっています。福島県県民健康調査では原発事故による放射能との関係はないと断定していますが、明らかな多発として原因を調べるべきだと主張する学者もいます。

原発事故の被害は今も拡大しています。
原子炉からは今も一時間に1000万ベクレルの放射性物質が大気中に放出されています。原発建屋海側の観測井戸から検出される放射性物質の濃度は、日々上り続けています。原発サイト内では、一日3000人の作業員が高い線量の中で働いています。問題の汚染水を浴びることさえあります。多重化した下請け構造のため、正当な対価を受け取れない作業員も多くいます。作業員の半数以上は福島県民です。事故により仕事を失ったために原発で働く人も多くいます。
除染もまた、原発で儲けたゼネコン会社が利権を獲得し、多くの福島県民が作業員となっています。あまり効果の期待できない除染で出た膨大な放射性の廃棄物は、黒や青い色のフレコンバッグに詰め込まれ、耕作出来ない田んぼに積み上げられ、あるいは家の敷地の中に置かれたり、庭に埋められたりしています。フレコンバッグに放射線の測定器を近づけると周囲の10倍くらいの線量になります。

このような被害があるのに、加害者の責任が問われないのはどう考えてもおかしなことです。昨年6月に福島県民1,324人が東京電力の幹部や経産省の役人など33人を刑事告訴しました。その後全国に告訴・告発人を募り、合わせて14,716人の大告訴団となりました。この告訴は今年の9月9日に全員が不起訴となりました。福島地検がこの事件を東京地検に「移送」したために、処分は東京地検が出しました。そのため、一般有権者によって開かれる検察審査会への申立てが福島ではなく、東京でしかできなくなりました。福島県民による判断を避けるためだとしか思えません。
今年の10月16日と11月22日に、5,740人が東京検察審査会に申し立てを行いました。現在、東京検察審査会第5審査会が、検察の処分が妥当なのかを審査しています。

それに並行して、私たちは今年の9月3日に東京電力を「公害罪」で告発しました。これは汚染水放出事件に対する告発です。後で弁護士から詳しく説明がありますが、予測された汚染水の漏えいに対して、東京電力が対策を取らなかったことが原因の事件です。
元々福島原発は地下水が大量に流れ込む立地にあり、事故前から地下水を井戸で汲み上げて建屋にかかる浮力を逃がしていました。地下水が建屋に流れ込み汚染水となって海に漏れ出すことは、予測出来たことです。また、汲み上げた汚染水のタンクは応急的なものであり、メーカーが品質を保証していなかったにも関わらず漏えいが起きるまで2年半も使いつづけていました。
事故の前も、高い津波の試算をし、予測をしていたが対策を取りませんでした。事故の後も、東京電力の体質は全く変わっていません。
汚染水の漏えいにより、サイト内で働く作業員は更に大量の被曝を強いられています。実際に汚染水を浴びる事故も起きています。雨が降る度にタンクの堰の汚染水が外洋につながる側溝に流れ込みます。
今年の夏に、いくつかの海水浴場が解禁となり、こどもたちが泳ぎました。そのさなかに発覚した放出事件でした。
海への大量放出は漁業者たちに大きな影響を与えます。また、世界の命の源である海の汚染は深刻な問題です。
東京電力がお金を惜しまずに、早い段階に対策を講じていれば、ここまで手に負えない状況にはならなかったと思います。これは犯罪的な行為だと思います。
明日、福島原発告訴団は、第2次告発を福島県警に行ないます。6,042人が委任状を送ってくれました。それを提出に行きます。是非取材をお願い致します。

もう一つお知らせ致します。
この本は、今年の8月に出版した「これでも罪を問えないのですか!」です。検察に最初に告訴した時の陳述書です。自分が受けた被害を綴った7000通の陳述書のうち、福島県民50人を選び許諾を得て本にしました。7歳の少年から88歳の女性まで、さまざまな職業や立場の方が書いています。今日はその中の3編を英語に訳して来ました。原発事故が人々から何を奪い、何をもたらすかがわかると思います。良かったら、10冊ほど持って来ていますので、お求め下さい。

*****

◆18日、6042筆の委任状を添えて、汚染水流出事件の第二次告発を行いました。汚染水流出事件のポイントは、海渡雄一弁護士のパワーポイントをご覧ください。
汚染水流出問題と福島原発告訴団の告訴について

 
「結果がわかっていながらお金を惜しんで対策を怠り、品質保証のない、漏れることが明らかに予想できたタンクを、ただ漫然と2年半作り続けた結果、汚染水は流出した。これが公害罪に問えない理由はない。福島県警には、福島県民の仇(かたき)を取ってほしい!」と海渡弁護士。
 
福島県民はもちろん、原発作業員のみなさんも、全国全世界のみなさんも、東電が当然の業務を怠った結果として、無用の被曝に晒されていることを強く認識して、福島県警の奮起を後押ししていくことが大事です。今後、適正な捜査が行われ、立件されることを願って、声をあげ続けましょう。

2013年11月28日木曜日

12・18 汚染水第二次告発!

福島原発告訴団は9月3日、福島第一原発の汚染水放出事件について、東京電力の新旧幹部32名と法人としての東京電力株式会社を、公害罪の被疑事実で福島県警に刑事告発をしました。
告発は10月11日に受理され、捜査が開始されました。
そして、5000人を超える人々がこの汚染水放出事件の責任を追及する告発に参加し、12月18日に委任状第二次提出を行います。
委任状の提出と、記者会見、報告集会を行いますので、みなさまお集まりください。

12月18日(水)
9時40分 福島県庁西庁舎入口前 集合
10時 福島県警に委任状提出
11時~12時 記者会見&報告会
          (会場:チェンバ大町3階 福島市市民活動サポートセンター:福島市大町4-15)

汚染水第2次チラシ

2013年11月26日火曜日

検察審査会第2次申立報告集会開催!

「撮影:今井明」 2013・11・22
 
11月22日、検察審査会第2次申立と報告集会を開催、福島県からはバス2台、60名が駆けつけました。5737通の委任状を添えた申立は無事受理され、日比谷コンベンションホールでの報告集会は、平日昼間にもかかわらず250人以上の方が参加して、通路まで埋まる満席でした。
 
集会は二部構成で行われました。
 
<開会あいさつ>
私たち福島原発告訴団は、本日、東京検察審査会に第二次の申し立てを行いました。
5737人の方が委任状を送ってくれました。
検察の全員不起訴、そして東京地検への移送と言う、信じがたい処分に一時はがっかりしましたが、また、新たなステージがここ東京で始まります。
1300万人の東京都民から選ばれるたった11人の検察審査員に、私たちの「真実を明らかにしてほしい、二度と福島の悲劇を繰り返えさせないために責任を問いただしてほしい」と言う思いを届けるには、大きな世論を喚起して行かなければならないと思います。
どうしたらよいのか、おひとりおひとりが是非真剣に考えてみて下さい。
例えば、告訴団のブックレット「これでも罪を問えないのですか」を自分が住んでいる町の図書館にリクエストして蔵書にしてもらう。こうすれば、沢山の人々の目にふれます。これを広めて下さい。
また、新聞に投書して下さい。「これほどの大きな被害がありながら、誰ひとり罪を問われない理不尽さを。
そして、必ず「起訴相当」導き出し、裁判の場で罪を問いましょう。
今日は、第一部でゲストをお迎えしています。JR福知山線脱線事故 被害者遺族の藤崎光子さんが遠く大阪から駆けつけてくださいました。
そして、日航機事故被災者遺族会の西井さん、美谷島さんからメッセージを頂いています。
どちらも検察審査会を闘ってこられました。
私たちにたくさんの学びを下さることと思います。
甲状腺検査で増え続ける甲状腺癌と疑い、進まない正当な賠償、原発や除染作業で増え続ける被曝、漏れ続ける汚染水、一方的な帰還政策の中で被曝地帯に留め置かれる子どもたち、福島県環境創造センターに於いてIAEAと共同で行われる放射能の安全教育。昨年結ばれたIAEAと福島県立医大との協定には、既に秘密指定されたものは、公表されないと言う項目が含まれています。
そして、今、特定秘密保護法が成立するかどうかの瀬戸際にあります。原発事故の真実と情報は今まで以上に隠されてしまうのではないかと危惧しています。東電は⒋号機の使用済核燃料取り出しの情報を⒉回目からは核物質防護の名目で公表しないと言っています。
さまざまな困難の中にはありますが、昨日の秘密保護法反対の集会に、寒い中一万人の市民が集まったと聞きました。今日もこのように、たくさんの皆さんとともにあります。
 真実を明らかにするために、二度と悲劇を繰り返さないために、今なお続く被害の拡大を一刻も早く、食い止めるために、つないだ手を決して離さず力を合わせていきましょう。
<団長・武藤類子>

【一部】「検察審査会への取り組みに学ぶ」
  • 海渡雄一氏(弁護士)JAL墜落事故について
  • 藤崎光子氏 JR福知山線脱線事故の遺族から
【二部】「検察審査会に向けてやれることはなにか」
  • 告訴団より申立書のポイント説明/河合弘之弁護士から
  • 公害裁判について/保田行雄弁護士から
  • 各地区から決意表明
集会の様子は、下記に紹介する動画サイトでご確認ください。
ここからがまた新しいスタートです。審査の行方は都民のみなさんに託されました。福島の事故の責任が誰にあるのかを明らかにし、二度と繰り返さないための闘いは続きます。みなさま、呆れ果てても諦めず、しぶとく歩み続けましょう。
 
闘いは、明るく、楽しく、しつっこく!
 
 
 
 
■報道・動画
 
 
 
http://www.youtube.com/watch?v=uN52vVVFf9w

2013年11月7日木曜日

11・22検察審査会第2次申立&報告集会開催!

11月22日、検察審査会の第2次申立と、報告集会を開催します。
 
駆けつけてくださる、お一人お一人の声が、検察を押す力となります。メディアを動かす力になります。
福島からは貸切バス(中通りコース、いわきコース、各1000円)をご用意しました。乗車ご希望の方は、福島原発告訴団(電話080-5739-7279、または右側のメールフォーム)までご連絡ください。
さあ、みんなで東京地裁に参りましょう!
 


検察審査会の申立て対象を6人に限定したことについて(役員会)

検察審査会の申立て対象を6人に限定したことについて(告訴団役員会から)
 
福島原発告訴団 団長 武藤類子
 
原発告訴団は東京地検の「全員不起訴」の処分に対して、10月16日、東京検察審査会に申し立てをしました。
被疑者は、東京電力の役員の6人としました。
昨年の告訴では被告訴人を、東京電力役員だけではなく、原子力安全・保安院、原子力安全委員会、原子力委員会、文科省の役人、放射線リスク健康管理アドバイザーの学者など33人と法人としての東京電力としました。
なぜ今回対象を絞ったのか、弁護団からの説明はすでにブログに公開していますが、告訴団役員会からもご説明したいと思います。
 
本来でしたら「検察審査会への申し立て」を告訴人のみなさまへ呼びかける際に「被疑者の限定」のことについて、経緯と結論をご説明申し上げなくてはいけなかったのですが、申し立ての準備を人々の記憶に新しい内にしなければならないことと、被疑者の限定についての話し合いに時間を要したために、丁寧な手続きを取れなかったことをお詫び申し上げます。
 
弁護団から、被疑者を絞るという提案があり、何度も議論を重ねました。「保安院は東電の不作為を知っていて見逃した」「山下氏の犯罪的行為は許せない」「今回嫌疑不十分の者は被疑者に入れるべきだ」「告訴団の目的とは何か」などの意見がでました。どれももっともな意見であり、役員会としても今回の被疑者以外の人たちに責任がないとは全く思っていません。しかし、検察審査会は一般市民から選ばれる11人の審査員であり、明確に被疑者の犯罪性を分かって頂かなければなりません。このような甚大な被害がもたらされた事故の責任はどこにあるのかを明らかにするために、審議が散漫にならないよう、はっきりした証拠が提示できる被疑者に絞ることは妥当だと考えました。検察が強制捜査、家宅捜索を行えば出てくるはずの証拠や資料が押収されなかったために、明らかにされていない事実が沢山あるはずです。強制起訴の判断を得て裁判が行われれば、今回外した被疑者を法廷に立たせることもできると思います。
そのような観点から弁護団の提示を受け入れ、被疑者の限定に同意致しました。今後、文科省や放射線リスク健康管理アドバイザーなどの犯罪性については、健康被害の実態が明らかにされていく過程で原因が放射能によるものと確認された場合に、新たな告訴をしていくことができるのではないかと考えています。
今回の告訴団の決断をご了承下さいますように宜しくお願い致します。
 
また、公害犯罪処罰法については、9月3日に汚染水放出事件の告発を行い、10月11日に受理されました。こちらも合わせて追求をしていきたいと思います。
東京検察審査会による「起訴相当」もたやすい道ではないと思いますが、みなさんにご協力頂き、真実を明らかにし、ひるむことなくこの事故の責任を問いただしていきましょう。
 
2013年10月31日

2013年10月24日木曜日

検察審査会申立の対象者を6人に限定した理由。

河合・保田・海渡の3弁護士から、「検察審査会申立の対象者を東京電力の原子力担当役員6名に限定した理由について」の文書が届きました。
検審はこれからが勝負です。変わらぬご支援、いえ、これまで以上の世論の風を、心よりお願いいたします。
※ ご意見・ご質問等は、右側のメールフォームからお寄せください。


2013年10月22日
 
検察審査会申立の対象者を東京電力の原子力担当役員6名に限定した理由について

                           弁護士 河合 弘之
                            同  保田 行雄
                            同  海渡 雄一

告訴団のみなさまへ

 検察審査会申立の対象者を東京電力の原子力担当役員6名に限定した理由は、以下のとおりです。他の被告訴人を許したわけではありません。検察審査会の委員である市民の理解を得るため、争点を減らし、より良い決定を得るために、告訴団と弁護団で討論を重ねた結果です。どうかご了解下さい。

【理由】
 
1 東京電力のなかでは、原子力関係の対策の意思決定は原子力担当役員の手に委ねられていた。他の役員には清水社長も含め、予見可能性はあったかもしれないが、適切な対策を講ずることは困難だったと判断し、6名に審査の対象者を限定した。
 
2 保安院、原子力安全委員会の関係者については、組織としての責任はあると考えるが、東京電力の津波対策を担当していた担当者とその行動については、現時点でも明らかにできていない。告訴の対象としていた組織のトップは、東京電力の津波対策について認識があったとする証拠は得られていない。個人責任を問うていく、刑事訴訟の当事者として適切な被疑者を特定するに至っていない。そこで、組織としての保安院、原子力安全委員会を免責するわけではないが、審査の対象からは除くこととした。
 
3 文部科学省と山下ら健康管理アドバイザーには、深刻な高線量地域を隠蔽し、事実に反する低線量被曝宣伝によって、多くの住民に不必要な被曝を余儀なくさせた。
 検察庁は甲状腺ガンについて因果関係は認めていないが、否定もしていない。過失の点で不起訴という判断を決め、因果関係については不明という立場である。
 現在発症している甲状腺ガンやその他の疾病について、今後、放射線に起因することが確認され、関係者の中から告訴人が名乗り出た場合には、彼らの行為は明らかに業務上過失致死傷に該当し、あらたな闘いは十分可能である。
 今後、県民健康管理調査と甲状腺ガン等について、情報をフォローし、適切な時期に適切な対応を行うことを留保しつつ、今回は争点を単純化し、東電役員の起訴相当の決定をとることを最優先の獲得目標とし、審査の対象から外した。

2013年10月16日水曜日

東京検察審査会に審査申し立て

福島原発告訴団の昨年行なった告訴・告発が不起訴処分となった件について、10月16日、団長・副団長の3名が先行して、東京検察審査会へ審査申し立てを行いました。
台風26号の影響で福島県発着の貸切バスを運行させられなかったため、参加を予定していた60名の県民は上京できませんでしたが、私たちの心は一つ。東電旧経営陣の責任を問い、「起訴相当」を強く求めます。
   17日未明、上記にあげていたう20131016検察審査会_審査申立書」の誤字を修正し、
    「20131016検察審査会審査申立書_被疑事実の要旨」「20131016申立書_不起訴処分を不当とする理由」に分割して
    差し替えております。

申し立て後には、報告集会と記者会見を行いました。
申立書、被疑者一覧などは、上記リンクからも「資料集」タブからもご覧いただけます。


◆ 報道
東電元幹部ら不起訴に不服、検察審に申し立て 福島原発告訴団(日本経済新聞)
原発事故で検察審査申し立て 告訴団、不起訴に不服(共同通信・47NEWS)
原発事故で検察審査申し立て(ロイター)
市民団体が検審申し立て=福島原発事故(時事ドットコム)



2013年10月15日火曜日

【拡散】バス運行中止、申し立て・記者会見・報告集会は予定通り。

告訴人のみなさまにお知らせします。
明日、福島原発告訴団は東京検察審査会に審査申し立てを行います。

福島からは、貸切バスを運行させる予定でおりましたが、台風26号の上陸により交通機関の大幅な乱れが予想されることから、まことに残念ではございますが、バス運行中止を決定いたしました。

申し立て・記者会見・報告集会は予定通り行います。
みなさま、無理のない範囲でご参加ください。

◎日程 10月16日(水)
  • 11:30 東京地方裁判所前に集合、送り出し集会(送り出し集会は中止)
  • 11:50 申し立て
  • 13:00 報告集会&記者会見(約1時間) 参議院議員会館講堂
公共交通機関の運休など、大幅な乱れが予想されています。くれぐれも無理をなさらないでください。

2013年10月11日金曜日

【速報!】汚染水放出事件、告発受理!

本日10月11日、福島県警に提出した東電に対する告発状が受理されました。二度とこのような杜撰で無責任な対応をさせぬために、捜査が進むことを願います。報道については「汚染水告発」のページでご紹介しています。

2013年10月10日木曜日

検審委任状締切、まだ間に合います!

福島原発告訴団の告訴人のみなさま。
本日10日、検察審査会用委任状の第2次締切日となっております。一人でも多くの方に訴えていただきたいと思います。これからでもまだ間に合いますので(あと1週間、10月16日10月20日到着まで)、急いで送ってください。
原発事故の責任をただし、事故再発を防ぐ・・・そのためにも、声をあげていきましょう。
 (その後、第3次受付けもいたします。)


汚染水放出事件告発用の委任状は、11月11日締切です。こちらは、どなたでも告発人になれます。多くの方に関心を持って告発していただきけますよう、お願いいたします。詳しくは上部タブ「汚染水告発」からご覧ください。

2013年10月1日火曜日

10月16日東京検察審査会に申し立てを行います!

【ご注意ください】 告訴人のみなさまにお送りしている封筒には「検察審査会用」「汚染水放出事件告発用」と、2枚の委任状が同封されています。できれば2枚ともご署名、捺印(各2ヵ所)の上、返送ください。
※ 締切間際ですと事務作業が多忙を極めます。送付をお急ぎください。

汚染水告発】 告発人を広く募集しております。詳しくは上部タブ「汚染水告発」からご覧ください。

福島原発告訴団は、東京地検の「不起訴処分」を不服として、10月16日に東京検察審査会に審査を申し立てを行います。申し立ての後は、報告集会&記者会見を行います。つきましては支援者みなさま、ぜひとも東京地裁前にお集まりください。あきらめず、へこたれず、共に正義を求める声をあげましょう。

◎日程 10月16日(水)
  • 11:30 東京地方裁判所前に集合、送り出し集会
  • 11:50 申し立て
  • 13:00 報告集会&記者会見(約1時間) 参議院議員会館講堂
福島地検に申し立てができなくなったため、福島県内のみなさまにはご足労をおかけします。「中通りルート(福島~郡山~東京)」「いわきルート(いわき~東京)」、2コースのバスを走らせます。

※ 台風により、貸切バスは中止になりました!

2013年9月30日月曜日

不起訴処分に抗議する集会9・29開催!

9月29日、福島原発告訴団は、郡山市のユラックス熱海で「これでも罪を問えないのですか? 不起訴処分に抗議する集会」を開催、約300名が参加しました。
 
 
集会声明
福島原発告訴団は、昨年、福島地方検察庁に対して、東京電力の勝俣恒久前会長・清水正孝元社長、斑目春樹元原子力安全委員長ら計33人と東京電力株式会社を1万4716人で告訴・告発した。これに対して検察庁は、9月9日、全員不起訴の処分を公表した。

わたしたち福島原発告訴団は、たった一度の家宅捜索さえ行わず、強制捜査もないまま、全員不起訴の処分が決定されたことに対して、果たして捜査が尽くされたといえるのか、そして徹底捜査の上に下された判断なのか、根本的な疑問を持たざるを得ない。
本件処分は、人類史上かつて経験したことのない最大級の公害事件であるにも拘らず、我が国における法と正義が貫かれたのか、法の下に被害者が救済される道を開いたのか、二度と起こしてはいけない事故の再発防止に寄与したのか、歴史の審判に耐えうるものとは到底思われない。

翻って、福島原発事故は、事故以来2年6ヶ月が経過したが、今なお収束の見通しさえ立っていない。被害者は、放射能汚染と被曝の脅威を前にして、15万余の人々がふるさとを追われ、家族や地域共同体が分断され避難生活を強いられている。当たり前の日常生活を奪われたまま、生存権をはじめとする基本的人権が侵害され、疲弊と困難のただなかにある。

原発震災発災の2011年3月11日、福島第一原発の建屋の中で帰らぬ人となった東京電力社員、避難の最中次々と力尽きた双葉病院の50名の患者さん、津波被災地の沿岸部で福島原発事故による避難指示のため救助できなかった多くの命、相馬市や須賀川市など各地の、生業を奪われ絶望の果ての多くの自死、これらはすべて原発事故による死者だ。

かけがえのないいのち。亡くなっていった人々の無念を想うと涙が溢れる。放射能汚染と被曝の脅威にさらされ、離ればなれになった家族、分断された共同体、小児甲状腺がんなど健康被害の現実を想うと、悔しい限りである。本件不起訴処分は、疲弊と困難を極めながら、各地でもがき、涙をふきながら生き抜こうとするわたしたち福島県民を始めとする被害者を愚弄し、その生きる道に立ち塞がる邪悪な試みである。

さらに私たちは、福島地検に告訴・告発したにもかかわらず、不起訴処分発表直前に東京地検に「移送」されてしまった。これにより私たちは、東京の検察審査会へ申し立てを行わざるをえなくなった。担当の検事には厳重に抗議したが、検事は「移送」は撤回しないと回答した。福島県民が不起訴の妥当性を審査するという機会は奪われたが、東京都は原発から放射能が降り注いだ被災地であり、福島原発の電力の一番の需要地でもある。東京都民による検察審査会が、私たち被害者に寄り添った判断を下してくれることを信じ、東京検察審査会へ申し立てを行う。

検察は、傷ついた被害者の心に寄り添い、巨悪を眠らせないという基本姿勢を忘れたのか。
検察は、福島県民はじめ被害者の窮状を理解しているなら、そして、この国の国民の信頼に足る確たる法治国家の番人たろうとするならば、不起訴処分を撤回しなければならない。

福島原発告訴団は、挫けることなく、被害者が生きるために、正義を求め、「検察審査会」に申し立てをする。この国に生きるひとりひとりが尊敬され、大切にされる新しい価値観を若い人々や子どもたちに残せるように、手を取り合い、励まし合い、立ち向かっていく。
 
2013.9.29 福島原発告訴団
 
◆ブログ
告訴団、10.16検察審査会に申し立て! (風のたよりーいわき市議会議員 佐藤かずよし)
 
 


2013年9月28日土曜日

「汚染水漏出事件告発」上申書提出!

9月27日10時、福島県警に「汚染水漏出事件告発」の上申書を提出しました。
告発状提出時に福島県警から、「法的な問題点を整理してほしい」という宿題が出ていたので、それに答える形で上申書を提出し、あわせてプレスリリースを行いました。

「問題点」といわれたのは、
  1. 放射性物質の漏洩が人の健康に害がある物質の排出になるのか?
  2. 「事業活動に伴って排出」(公害罪法3条)といえるのか?
…の2点です。本上申書によって告発受理へ進むものと信じております。
 
「このような事態を引きおこした直接的な原因が、自社の信用悪化を懸念して,遮水壁の構築を先送りにし、その後も陸側遮水壁の構築を見送った東京電力役員の判断ミスにあることは明らかである」と結論付けた上申書は、全部で19ページ。たいへんわかりやすい内容ですので、多くの方に広めてくださるようお願いいたします。
 
 

2013年9月25日水曜日

被告訴人たちはグレー!

グレー【gray】 白黒つかない曖昧な状態や態度。

本日、福島地検で行われた不起訴理由説明会では、「不起訴となった被告訴人たちは、潔白ではなくグレーである」という回答がありました。さらに、検事たちの説明は前回(9・13)とほぼ同じ内容で、東電側の主張のみが偏重され、私たちが到底納得できるものではありませんでした。
これから、検察審査会に申立てを行うことになります。みなさま、どうぞ引き続きご支援ください。この未曽有の災害の責任を追及し、原発のない社会を作るため、共に歩み続けましょう。

まずは、9月29日(日)これでも罪を問えないのですか? 不起訴処分に抗議する集会にお集まりください。


【開催告知】不起訴処分に抗議する集会9・29

これでも罪を問えないのですか? 不起訴処分に抗議する集会 を開催します。
  • 日時  9月29日(日) 12:00~14:00
  • 場所  郡山ユラックス熱海 大会議室 郡山市熱海町熱海2丁目148-2


     

2013年9月24日火曜日

【緊急告知】不起訴理由報告会&記者会見

明日のお知らせになります! 福島市にて「検察による不起訴理由説明の報告会&記者会見」を行います。

◆ 9月25日 12:15~13:00
◆ 福島市市民会館にて 福島県福島市霞町1−52

急な呼びかけですみませんが、是非お集まりください。

地検内の「説明会」は、告訴団としては100人の会場を予約し、検事に出向いていただくことを依頼し弁護士が交渉しましたが、地検内で30人ということになりました。みなさんに広く呼びかけることができずに申し訳ありません。
市民会館(12:15~)での「報告会&記者会見」に、是非お越しいただきたくお願い致します。

2013年9月14日土曜日

9・13緊急抗議報告

 
 
13日16時、東京・福島の両検事から、不起訴処分に至った経緯を説明いただきました。東京地検に入ったのは、弁護団の河合弁護士、海渡弁護士、告訴人12人の計14人。先に検事から、不起訴処分の説明を聴き、その後、質疑応答に入りました。
 
 
**********
 
Q:福島の事件を東京地検へ移送した理由は。
A:過失の内容が共通していたため、合同で捜査を分担してきた。処分を下すにあたって、被告訴人の多くが東京に住み、東京地検が主たる捜査を担当したため、安定性・統一性の見地から東京に移送することとした。
Q:何回も確認したはずだ。処分の通知はどこから出されるのかと。福島だというお話だった。
A:その件には異議がある。福島で告訴された事件は福島が処分を出す、それは当然だとお話しただけだ。移送するかという質問ではなかった。
Q:福島の検察審査会に、申立書を出させないための政治的な移送ではないのか。
A:そのような意図はない。
 
Q:一部報道で、結論ありき、不起訴のための捜査だったと書かれているが、それは本当か。
(配布資料:北海道新聞 9月11日) 


A:そのような事実はない。
Q:では、新聞社に抗議したのか。
A:していない。新聞社への抗議は、私が判断する問題ではない。
 
Q:中央防災会議が、推本(地震調査研究推進本部)の長期評価の公表に、「今回の発表は見送る」「この長期予測は信頼性が低い」「相当の誤差を含んでいる」などの文言を付加するようメールが送られたという。これが原子力ムラの実体ではないか。このような圧力を加えられていたことは、捜査したのか。
A:中央防災会議だけではなく、専門家から聞いた。その詳細は言えない。
 
Q:津波の高さ15.7メートルの試算が出ていた。一番厳しい、苛酷な条件の津波にも耐えられるように対策するのが当然ではないか。
A:当時の社会的認識では今すぐ対策をとる必要はなかった。止めておけばよかったではなく、止めるべき義務があったのかどうかが問題。
 
Q:被曝は傷害だと訴えてきたことに答えがなかったが。
A:被害結果がこれから出るであろうことは否定できない。しかし犯罪行為があり、過失行為が合理的疑いを持たない程度に立証できるのかが問題だ。可能性では足りない。立証できるかが判断の材料。
 
Q:なぜ強制捜査をしないのか。任意では自分に有利な証拠しか出さないのは当然ではないか。
A:必要な捜査は尽くした。詳細は言えない。
 
Q:電源の移設や水密化など、他に取るべき対策があったはずだが。
A:電源を高台に置いただけでは、今回の事故は防げなかった。今回は津波で電源盤がやられたことが原因であって、原発の構造を変えなくてはならず、その工事には2~3年かかるだろう。
 
Q:告訴人の数からいえば、福島が圧倒的。逆に、福島地検に移送することもできたのでは。
A:過失を捜査したのは東京地検であり、必要な捜査を尽くした上での判断だ。
 
Q:福島でも説明会をお願いしているが、20人といった少数ではなく、もっと大きな会場にさせてほしい。
A:追って相談。
 
ほかにも不起訴理由に関する細かい質疑応答がありましたが、まるで東電の弁護士さんかと思うくらい、立件できない理由を語り続ける検事たち。どのような捜査をしたかについては、「詳細は言えない」の一点張りで、一切わかりませんでした。
海渡弁護士が、「やれば避けられた事態を、やらなかった人たちを庇うために、汲々とされていることが、私には理解できない・・・」と語り、それは参加した全員の気持ちでした。
 
17時30分から19時までは、東京弁護士会館に場所を移して報告集会。今後も責任追及を決して諦めない、その覚悟を確認しあいました。
 
「東電の弁明を丸ごと採用して、不起訴ありきの捜査をしました」と言われているように感じた説明会。次回は福島県で説明会開催の予定です。詳細は決まり次第、当ブログにて発表します。
 
■動画
 
 
■報道
原発事故捜査/責任はさらに追及すべきだ(河北新報9月14日社説)
 
東電幹部不起訴 告訴団側に説明 「説得力なし」(毎日新聞9月14日福島面)
※ WEB掲載見つからず、画像にて。
 
 
 

2013年9月12日木曜日

【告知】9月13日緊急集会開催!

どうして不起訴? どうして移送?
納得できないみなさん…13日、東京弁護士会へ!

<福島原発告訴団・「不起訴」処分に対する緊急集会>

去る9月9日、福島原発告訴団が昨年行った告訴・告発について、東京地検が「不起訴」の処分を発表しました。私たちは、家宅捜索などの強制捜査も行わずに出された「不起訴」処分には、とうてい納得できず、憤りを感じています。

また、今回の事件は福島地検が処分を決定する、という事前の約束を破り、公表1時間前に東京地検に移送し、東京地検が決定を出しました。福島原発告訴団は福島地検に対し告訴・告発したにもかかわらず、制度上、東京の検察審査会が審査することになります。

福島地検に対し行った告訴・告発ですから、当然福島の検察審査会で福島県民が審査すべきなのに、その機会を奪われました。私たちは不当であると抗議します。

9月13日、これらの件について、東京地検に告訴団の代表と弁護士が説明を求め、面会します。また、17時より、地検近くの東京弁護士会館で報告集会を行います。

緊急の呼びかけですが、ご参加をお願いします。

********************************************************************************
 
■「不起訴」処分に対する緊急集会 
  • 9月13日(金) 17:00~18:40
  • 東京弁護士会館 10階 1006 東京都千代田区霞が関1-1-3
* 会場が狭いため、入場いただけない場合があります。
* 福島県内において、東京地検検事からの「理由」説明を聞く場は、別途開催する予定です(日時未定)。
* 連絡先 福島原発告訴団 Tel:080-5739-7279 Mail:info※1fkokuso.org (※を@に替えてください)

2013年9月11日水曜日

報道

各紙、さまざまに報道されています。
ただし、菅直人、枝野幸男、海江田万里らを訴えたのは他の団体です。報道では、必ずといっていいほど、「福島原発告訴団」と「菅元首相」の名前がセットで連呼されているため、勘違いされている方が多いと耳にします。福島原発告訴団の被告訴人に、政治家は含まれておりません。

「東京電力株主代表訴訟」も抗議声明!

東電株主という立場から、会社に代わって、取締役らの責任を追及する訴訟を起こしている「東京電力株主代表訴訟」のみなさまからも、今回の不当な処分に対して、福島・東京両検察に抗議文を提出いただきました。ありがとうございます。

東電取締役らの不当な不起訴処分は許されない ←クリックください。


■ 今回の不当極まりない「不起訴処分」「東京地検移送」に対し、抗議の声をあげてください。抗議文は、ご連絡いただければ、こちらのサイトでご紹介し、拡散させていただきます。

2013年9月10日火曜日

弁護団から抗議声明!

福島原発告訴団弁護団から抗議声明が届きました。不起訴ありきの「名ばかり捜査・被告訴人への思いやり捜査・なれ合い捜査」に強く抗議するものです。

 何の津波対策もとらなかった東電幹部不起訴はあり得ない ←クリックください。

↓  PDFファイルと同じ内容のテキストを、追記部分に掲載してあります。

2013年9月9日月曜日

被害者を愚弄する不起訴に抗議!

経過報告
  • 12時過ぎ、福島地検が事件を東京地検に移送。
  • 13時過ぎ、東京地検が「不起訴処分」決定。
  • 17時、福島県庁にて記者会見。
本日、驚くべきことが起きました。「福島で起きた原発事故に対する責任を明らかにせよ」と福島地検に告訴したにも関わらず、福島地検は責任を回避し、東京地検に移送いたしました。しかも、東京地検は移送を受けて、間髪をいれずに全員の不起訴を決定。
このことは、事故で被害を受けた福島県民としては、到底、受け入れられることではありません。

私たちは、不起訴処分の判断が下された場合、即刻、検察審査会に申し立てを行う予定でおりましたが、事件が突如として東京に移送されたため、福島県の検察審査会で審査されなくなってしまいました。その結果、被害当事者が住んでいる福島県ではなく、東京都で都民が審査するというのです。この出し抜けの行動は、事故被害者を愚弄する仕打ち、そのものであると思います。
今後、抗議と対策を検討し、申し立てを行います。

また、この不起訴に関する報道ですが、「東電旧経営陣・菅元首相ら、全員不起訴」といったように必ずといっていいほど「東電と菅元首相」がセットで伝えられています。しかし、福島原発告訴団が告訴したのは、東電経営陣と御用学者らであって菅元首相ら政治家ではありません。誤解のなきよう、名簿でご確認ください。
被告訴人名簿(33名+1法人)



武藤類子団長 談話

検察による「全員不起訴」の判断に対して大きな驚きと憤りを感じています。
私たち福島原発告訴団が告訴・告発した33名+1法人全員が不起訴とは信じ難いことです。
 
私たちが何度も何度も要請した「強制捜査」はとうとう行われませんでした。
果たして検察は捜査を尽くしたといえるのでしょうか。
 
検察には、被害を受けたものたちの悲痛な叫びが届かなかったのでしょうか?
たくさんの命、家、生業を奪い、地域や家族を引き裂くという、言葉には尽くし難い甚大な被害を招いた電発事故の責任が、誰も問われないのですか? 日本は法治国家と言えるのでしょうか?
汚染水や甲状腺検査結果など被害は更に拡大しているのです。
 
この事故の原因を明確にし、責任を問うことは、被害者が正当に救済され、新たな日本社会と新たなエネルギー政策の構築のために、何としても欠かせないことなのです。
検察は被害者の声を無視し、その責務を放棄したのだと思います。
 
検察の判断に強く抗議するとともに、私たちは「検察審査会」への申し立てをします。

 
検察の不起訴処分の報に接して、福島原発告訴団の声明

わたしたちは挫けない!
原発被害者は生きるために正義を求める!

 福島原発告訴団は、昨年611日、福島地方検察庁に対して、東京電力の勝俣恒久前会長・清水正孝元社長、元原子力安全委員会の班目春樹委員長ら計33人を、東京電力福島第一原発事故で大量に放出された放射性物質により福島県民などを被曝させ傷害を与えた業務上過失致傷罪などの容疑で告訴し、また避難中になくなった双葉病院の患者さんや原発内での作業中に亡くなった労働者や被曝した人について業務上過失致死罪の疑いで告発した。続いて昨年1115日には、全国から1万3千人余が告訴・告発をした。これに対して福島地方検察庁は、本日、全員不起訴の処分を公表した。

 わたしたち福島原発告訴団は、たった一度の家宅捜索さえ行わず、強制捜査もないまま、全員不起訴の処分が決定されたことに対して、果たして捜査は尽くされたのか、そして徹底捜査の上に下された判断なのか、根本的な疑問を持たざるを得ない。

 本件処分は、人類史上かつて経験したことのない最大級の公害事件であるにも拘らず、我が国における法と正義が貫かれたのか、法の下に被害者が救済される道を開いたのか、歴史の審判に耐えうるものとは到底思われない。

 翻って、福島原発事故は、事故以来25ヶ月が経過したが、今なお収束の見通しさえ立っていない。被害者は、放射能汚染と被曝の脅威を前にして、15万余の人々がふるさとを追われ、家族や地域共同体が分断され避難生活を強いられている。当たり前の日常生活を奪われたまま、生存権をはじめとする基本的人権が侵害され、疲弊と困難のただなかにある。

 原発震災発災の2011年3月11日、福島第一原発の建屋の中で帰らぬ人となった東京電力社員、避難の最中次々と力尽きた双葉病院の50名の患者さん、津波被災地の沿岸部で福島原発事故による避難指示で救助できなかった多くの命、相馬市や須賀川市など各地で、生業を奪われ絶望の果ての多くの自死、これらはすべて原発事故による死者だ。

 かけがえのないいのち。亡くなっていった人々の無念を想うと涙が溢れる。放射能汚染と被曝の脅威にさらされ、離ればなれになった家族、分断された共同体、小児甲状腺がんなど健康被害の現実を想うと、悔しい限りである。本件不起訴処分は、疲弊と困難を極めながら、各地でもがき、涙をふきながら生き抜こうとするわたしたち福島県民を始めとする被害者を愚弄し、その生きる道に立ち塞がる邪悪な試みである。

 検察は、傷ついた被害者の心に寄り添い、巨悪を眠らせないという基本姿勢を忘れたのか。

 検察は、福島県民はじめ被害者の窮状を理解しているなら、そして、この国の国民の信頼に足る確たる法治国家の番人たろうとするならば、不起訴処分を撤回しなければならない。
 
 福島原発告訴団は、挫けることなく、被害者が生きるために、正義を求め、「検察審査会」に即刻申し立てをする。この国に生きるひとりひとりが尊敬され、大切にされる新しい価値観を若い人々や子どもたちに残せるように、手を取り合い、励まし合い、立ち向かっていく。
 
福島原発告訴団

【緊急拡散】「不起訴処分」を受けて!

検察当局は本日9日、業務上過失致死傷などの疑いで告訴・告発された東電幹部や政府関係者ら約40人全員を「不起訴処分」としました。東日本大震災と同規模の地震や津波は、発生前に専門家の間で予測されていたとはいえず、東電の刑事責任を立証するのは困難であり、また事故後の対応についても、刑事責任は問えないとの判断だそうです。事件を矮小化する、極めて不当な判断だと言わざるを得ません。

私たちは本日、検察審査会への申し立て書類を提出し、緊急記者会見を開くことに致しました。
下記の中継を拡散ください。

※ 本日、突然、福島地検から東京地検へ事件が移送されたため、福島の現地で、検察審査会に申し立てをすることができなくなってしまいました。なぜ、被害当事者が住む福島から、事件を取り上げるのでしょうか! 抗議と対策を検討し、明日以降、改めて申し立てを行います。

■IWJ中継市民チャンネル 福島ch1 17時よりライブ中継あり
http://www.ustream.tv/channel/iwj-fukushima1


2013年9月5日木曜日

「汚染水海洋放出事件」告発状を公開します。

福島県警へ提出した告発状を、当ブログ上で広く公開することにいたしました。多くの方に、私たちの告発の意図と、東電の犯罪行為について、ご理解をいただきたいのです。そして、「処罰すべき」との世論をもって、福島県警を応援ください。
告発状 ←クリックください。


また、海渡弁護士が、学習会や講演会で使える「汚染水問題のパワーポイント」を作成くださいました。汚染水問題のご理解と周知に、どうぞご活用ください。
「汚染水問題がよくわかる」パワーポイント(PDF版) ←クリックください。
〈9月5日21時 Ver.2に改訂〉


↓  以下、追記の部分に、パワーポイントの画面(全19ページ)を画像でアップしております。

2013年9月3日火曜日

汚染水海洋放出事件を刑事告発!

本日、武藤類子団長ら3名は、福島県警に対して、東京電力福島第1原発放射能汚染水海洋放出事件に関して、東京電力元幹部・武藤栄ら32名及び法人としての東京電力株式会社を、公害罪の被疑事実でそれぞれ刑事告発しました。



告発人目録
  1. 武藤 栄 東京電力株式会社前・取締役副社長(~2011年6月)原子力・立地本部長
  2. 勝俣 恒久 東京電力株式会社 取締役会長(~2012年6月)
  3. 皷 紀男 東京電力株式会社 取締役副社長(~2012年6月)福島原子力被災者支援対策本部長兼原子力・立地本部副本部長
  4. 西澤 俊夫 東京電力株式会社 取締役社長(~2012年6月)
  5. 小森 明生 東京電力株式会社 常務取締役(~2012年6月)原子力・立地本部副本部長兼福島第一安定化センター所長 
  6. 清水 正孝 東京電力株式会社 前・取締役社長(~2011年6月)
  7. 藤原 万喜夫 東京電力株式会社 常任監査役(~2011年6月)・監査役会会長
  8. 古谷 昌伯 東京電力株式会社 取締役(~2012年6月)
  9. 高橋 彰 東京電力株式会社 常務執行役(~2012年6月)
  10. 片岡 和久 東京電力株式会社 常務執行役(~2012年6月)
  11. 横田 昌史 東京電力株式会社 常務執行役(~2012年6月)
  12. 下河邉 和彦 東京電力株式会社 取締役会長
  13. 廣瀬 直己 東京電力株式会社 代表執行役社長、取締役、執行役
  14. 相澤 善吾 東京電力株式会社 代表執行役副社長取締役、執行役取締役副社長
  15. 山口 博 東京電力株式会社 取締役代表執行役副社長
  16. 石崎 芳行 東京電力株式会社 代表執行役副社長
  17. 嶋田 隆 東京電力株式会社 取締役、執行役
  18. 内藤 義博 東京電力株式会社 取締役
  19. 數土 文夫 東京電力株式会社 取締役
  20. 能見 公一 東京電力株式会社 取締役
  21. 小林 喜光 東京電力株式会社 取締役
  22. 樫谷 隆夫 東京電力株式会社 取締役
  23. 藤森 義明 東京電力株式会社 常務執行役
  24. 佐野 敏弘 東京電力株式会社 常務執行役
  25. 村松 衛 東京電力株式会社 常務執行役
  26. 新妻 常正 東京電力株式会社 常務執行役
  27. 武部 俊郎 東京電力株式会社 常務執行役
  28. 増田 祐治 東京電力株式会社 常務執行役
  29. 山崎 剛 東京電力株式会社 常務執行役
  30. 住吉 克之 東京電力株式会社 常務執行役
  31. 姉川 尚史 東京電力株式会社 常務執行役
  32. 壹岐 素巳 東京電力株式会社 常務執行役
  33. 法人としての東京電力株式会社
罪名
人の健康に係る公害犯罪の処罰に関する法律(公害罪法)

■告発プレスリリース ←クリックください。



本日、告発したのは、団長・副団長ら3名の福島県民(今後、追加の告発人の募集を始めます)

東電は2011年6月17日、政府から検討を求められた「原子炉施設を囲む遮水壁の設置」について計画を策定したものの、株主総会を前にして「1000億円」という工事費を計上することで、債務超過、経営破綻となることを危惧し、中長期的対策として問題を先送りにしました。その後、約2年間にわたり、抜本的対策を講ずることなく放置。またこの危機的な状況を、政府規制担当者らに説明することもありませんでした。
この東電による犯罪的行為の結果として、放射能汚染水が太平洋に流出。漁業関係者はもちろんとして周辺住民を恐怖と絶望に陥れ、さらには国際問題にもなろうとしています。

現在、福島原発告訴団の告訴は不起訴へ…というリーク記事が流れています。これらの記事の真偽は不明ですが、こうした流れが、「我々は何をしても罪に問われることはないのだ」と、東電関係者を思いあがらせる結果となり、今回の二次被害を生んだのではないでしょうか。
仮設タンクを、強度と安全性を備えた堅牢なタンクに切り替えることもなく放置し、四方遮水壁も着工せず、漏れた水をせき止める周囲のコンクリート堰の排水弁は開け放したまま…。このように、誰が聞いても呆れるばかりの杜撰な対応が、金輪際、二度と起きぬように、厳格な処罰をお願いしたいと思います。

私たちは、今回、検察ではなく福島県警に告訴しました。事故当時、いのちがけで人命救助や避難誘導の任にあたってくださった警察官のみなさんなら、私たちの訴えを真摯に受け止めていただけると信じてのことです。汚染水流出事件は、極めて明らかな犯罪です。早急に告訴を受理し、強制捜査の上、起訴につなげていただけることを、心から願っております。

■報道
東電、費用公表に難色 「四方遮水壁 1000億円規模」(東京新聞)
汚染水、公害処罰法に違反 東電社長ら刑事告発へ 福島県民(東京新聞)
原発汚染水:告訴団、福島県警に告発状提出(毎日新聞)
被災者らが東電社長らを刑事告発 福島原発の汚染水漏れ(朝日新聞)
汚染水漏れ、東電と幹部を告発…福島の住民団体(読売新聞)
福島告訴団、東電の対応批判 汚染水巡り現旧幹部を告発(日本経済新聞)
東電と新旧幹部32人の告発状提出 福島告訴団(産経新聞)
東電の刑事責任を問う告発(NHKニュース)
汚染水問題が事件に 福島住民、東電経営陣を公害罪で刑事告発(田中龍作ジャーナル)

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目次
  • まえがき----落合恵子
  • 第1章 福島原発告訴団の思い(7人のメッセージ)
  • 第2章 陳述書(50人)
  • 第3章 解説(明石昇二郎「裁かれる東京電力と原子力ムラ」)
  • あとがき----武藤類子
  • 資料 告訴団声明・歩み

2013年9月2日月曜日

【緊急拡散】福島県警へ集合!

【福島県警察本部へ「福島第1原発の汚染水問題」で、告発します!】

福島原発告訴団は、明日9月3日(火)午前9:30に福島県警察本部へ、東京電力株式会社とその経営幹部を「人の健康に係る公害犯罪の処罰に関する法律3条」の違反で刑事告発を致します。
福島第一原発の汚染水対策の責任は東京電力に課せられています。
しかしながら東京電力は、汚染水管理のために必要な注意義務を怠り、適切な対策をとらず、タンクからの高濃度汚染水漏れを引き起こしました。また、地下水の建屋への浸透による汚染水の海への流出を防げず、汚染を拡大したことは公害罪法3条違反にあたると、私たちは考えます。
今朝、産経新聞が「週内にも不起訴とする方針を固めた」というリーク報道を行いましたが、今回も、その信憑性はわかりません。

東電原発事故、菅元首相ら週内にも不起訴へ 検察当局、過失認定できず(産経新聞)

私たちはあきらめずに、この原発事故の責任を問い続けます。



■ 9月3日(火)の行動予定
  • 9:00集合 福島県庁西庁舎 2階ロビーで打ち合わせ
  • 9:30告発状提出 福島県警察本部へ告発状提出
  • 11:00記者会見 福島県庁2階 県政記者室
急な呼びかけではありますが、ご都合のつく方は、ぜひ、ご参加いただきますよう、よろしくお願い致します。
東京では、同日10時から、司法記者クラブにて記者会見を行います。


↓ 追記にプレスリリースがあります。

2013年8月26日月曜日

追加上申書を提出しました!

「近く、地検から不起訴の判断が出る」という報道が繰り返されています。
東電幹部・菅元首相ら不起訴へ 原発事故で検察 (日本経済新聞)
菅元首相や班目元委員長ら不起訴へ…原発事故 (読売新聞)

この間、東京地検、福島地検に上申書を提出し、その都度、東京の司法記者クラブにて記者会見を行い、弁護士さんから、「起訴しかありえない」というポイントを丁寧にレクチャーしていますが、それらについては、全く報道されません。
本日、急遽、追加の上申書を東京地検に提出しました(福島地検へは速達)。
不起訴はありえないというポイントをあらためて指摘し、地検に再考を求める上申書です。

追加上申書 

どうぞ、世論を高めてください。
「不起訴はありえません」と、地検へお声をお寄せください。お願いいたします。


こちらの論説もご参考まで。
(竹内敬二の窓)全員不起訴へ…じゃあ、誰の責任? (朝日新聞)

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目次
  • まえがき----落合恵子
  • 第1章 福島原発告訴団の思い(7人のメッセージ)
  • 第2章 陳述書(50人)
  • 第3章 解説(明石昇二郎「裁かれる東京電力と原子力ムラ」)
  • あとがき----武藤類子
  • 資料 告訴団声明・歩み
 
   

2013年8月11日日曜日

【告訴団の見解】福島民友の記事に抗議!

「福島民友」新聞(8月10日、30面)『原発不起訴へで「強制捜査せず」に不満』の記事内に、武藤類子団長のコメントが掲載されましたが、コメントに重大な誤りがあったため、福島民友新聞社に対して厳重抗議を致しました。

この記事は、「原発事故 全員不起訴へ」(朝日新聞8月9日)の報道について電話でコメントを求められ、団長が答えたものでした。

記事では、『武藤団長は「今は業務上過失致傷といえないとしても、原発事故による甲状腺がんなどの発症リスクも否定できない」と懸念を…』と書かれています。これは「今は業務上過失致死傷といえない」と「検察」が判断した、という報道についての反論のコメントだったのですが、告訴団が「業務上過失致死傷に問えないと考えている」と読者に受け取られかねない記事となっていることに抗議致しました。
 
また私たちは、極めて正当な要求として、「強制捜査の上で起訴せよ」と訴えています。「不満を漏らした」という言葉では、私たちの「憤怒」を表現するには弱く感じました。検察には、強く、強く、起訴を求めています。
 

2013年8月10日土曜日

【拡散希望】朝日新聞報道を受けて。

本日(8月9日)、朝日新聞の1面トップに「原発事故全員不起訴へ」という記事が掲載されました。

原発事故、全員が不起訴へ 東電前会長や菅元首相ら(朝日新聞)

福島の告訴団事務局には、早朝から「不起訴は許せない」、「地検に抗議の電話しました」、「がんばってください」と、ひっきりなしに電話がかかってきています。また、「お葉書作戦は続けるのでしょうか」という質問も多くいただきました。

朝日新聞の記事は、あくまで推測であり、地検はまだ判断を出してはいません。…とはいえ、地検内の誰かのリークがニュースソースであるだろうと思われ、判断を出す日のは近いのかもしれません。お葉書作戦を今こそ大拡散してください。どんどん葉書を出してください。「朝日の記事には驚きましたが、よもや不起訴ではないでしょうね」と!

弁護団が、「不起訴報道」に対して、「反論の投稿をしよう」とコメントを作成し、朝日新聞に連絡しましたが、「今回は掲載を見合わせる」という返事が返ってきました。
そこで、「不起訴報道への反論稿」を以下に掲載いたします。みなさま、広く拡散をお願いいたします。

なお、朝日新聞の記事は、「福島原発告訴団の告訴」と、別の方々の告訴(数件)もいっしょにまとめて書かれています。福島原発告訴団は「菅直人元首相」、「枝野幸男元官房長官」、「海江田万里元経済産業相」を告訴していません。

・被告訴人名簿はこちらです。
  • 勝俣 恒久 東京電力株式会社 取締役会長
  • 皷 紀男 東京電力株式会社 取締役副社長 福島原子力被災者支援対策本部長兼原子力・立地本部副本部長
  • 西澤 俊夫 東京電力株式会社 取締役社長
  • 相澤 善吾 東京電力株式会社 取締役副社長 原子力・立地本部長
  • 小森 明生 東京電力株式会社 常務取締役原子力・立地本部副本部長兼福島第一安定化センター所長 
  • 清水 正孝 東京電力株式会社 前・取締役社長
  • 藤原 万喜夫 東京電力株式会社 常任監査役・監査役会会長
  • 武藤 栄 東京電力株式会社 前・取締役副社長原子力・立地本部長
  • 武黒 一郎 東京電力株式会社 元・取締役副社長原子力・立地本部長
  • 田村 滋美 東京電力株式会社 元・取締役会長倫理担当
  • 服部 拓也 東京電力株式会社 元・取締役副社長
  • 南 直哉 東京電力株式会社 元・取締役社長・電気事業連合会会長
  • 荒木 浩 東京電力株式会社 元・取締役会長・日本経済団体連合会副会長
  • 榎本 聰明 東京電力株式会社 元・取締役副社長原子力本部長
  • 吉田 昌郎 東京電力株式会社 元・原子力設備管理部長、前・第一原発所長
  • 班目 春樹 原子力安全委員会委員長
  • 久木田 豊 同委員長代理
  • 久住 静代 同委員
  • 小山田 修 同委員
  • 代谷 誠治 同委員
  • 鈴木 篤之 前・同委員会委員長(現・日本原子力研究開発機構理事長)
  • 寺坂 信昭 原子力安全・保安院長
  • 松永 和夫 元・同院長(現・経済産業省事務次官)
  • 広瀬 研吉 元・同院長(現・内閣参与)
  • 衣笠 善博 東京工業大学名誉教授(総合資源エネルギー調査会原子力安全・保安部会耐震・構造設計小委員 地震・津波・地質・地盤合同WGサブグループ「グループA」主査、総合資源エネルギー調査会原子力安全・保安部会耐震・構造設計小委員会地震・津波・地質・地盤合同WG委員)
  • 近藤 駿介 原子力委員会委員長
  • 板東 久美子 前・文部科学省生涯学習政策局長(現・同省高等教育局長)
  • 山中 伸一 前・文部科学省初等中等教育局長(現・文部科学審議官)
  • 合田 隆史 前・文部科学省科学技術政策局長(現・同省生涯学習政策局長)
  • 布村 幸彦 前・文部科学省スポーツ・青少年局長(現・同省初等中等教育局長)
  • 山下 俊一 福島県放射線健康リスク管理アドバイザー(福島県立医科大学副学長、日本甲状腺学会理事長)
  • 神谷 研二 福島県放射線健康リスク管理アドバイザー(福島県立医科大学副学長、広島大学原爆放射線医科学研究所長)
  • 高村 昇 福島県放射線健康リスク管理アドバイザー(長崎大学大学院医歯薬学総合研究科教授)


【不起訴報道への反論稿】

何の津波対策もとらなかった東電免責はあり得ない
                  河合 弘之(弁護士・福島原発告訴団弁護団代表)

 去る8月9日本紙朝刊に、月内にも福島原発事故について、我々が行っていた告訴・告発について不起訴処分がなされる方向で検察庁が調整に入っているという報道がなされた。記事において不起訴理由とされている点を取り上げ、告訴人らの考えを述べ、検察官・検察庁の再考を強く求めたい。

 本紙報道によると不起訴の理由は、「事故と災害関連死との因果関係はないとは言い切れない。今回のM9規模の大地震と津波は、専門家の間で予測されていたと言えず、事前に想定できたのはM8.3までだった。巨大津波の発生と対策の必要性を明確に指摘していた専門家も少なかった。東電が2008年に津波高さ15.7メートルと試算していた点についても、専門家の間で賛否が分かれ、東電も『実際には起きないだろう』と受け止め、対策を検討したものの、具体化は見送った。東電の津波対策は十分ではなかったものの、刑事責任を問うことは困難。」とされている。

 検察官の立脚する予見可能性の議論には次の疑問がある。15.7メートルの津波は東電内部の検討において確かに試算されていた。この原発の想定津波高はわずか6メートルであった。この地域でマグニチュード8.3程度の地震と高さ10メートル程度の津波が来ることは、地震と津波の専門家なら、だれもが頷く普通の想定であった。

 電源喪失を防止するための対策としては、防潮堤の設置だけでなく、外部電源の耐震性強化、非常用ディーゼル発電機とバッテリーの分散と高所設置等、構内電源設備の耐震性,耐津波性の強化など多様な措置がありえた。

 浜岡原発においては、老朽化した1,2号機は耐震補強を断念し、2008年には廃炉の決定がなされていた。福島第1原発1-3号機についても、同様の措置は十分あり得た。にもかかわらず、東京電力は一切何の対策もとらなかった。予測されたレベルの地震と津波対策を講じたにもかかわらず、それが不十分であったわけではない。東京電力自身が、原子力改革特別タスクフォースの報告において、結果を回避できた可能性を認めているのだ。

 事故以前の東京電力社内のすべての証拠を収集し、どのような検討がなされていたのかを解明するには、強制捜査による関係資料の押収が欠かせない。このことは、捜査機関として当然の責務だ。検察庁は、テレビ会議録画や社内メールなどの任意提出を受けただけで、今日まで強制捜査を実施していない。多くの市民の生命と生活、生業を根こそぎ奪ったこの事故について、強制捜査もしないで捜査を終結するような事態は絶対にあってはならない。検察内部の良心が検察庁を揺り動かし、強制捜査の実施と起訴が実現することを心から願ってやまない。

2013年8月8日木曜日

【緊急のお願い】地検への『お葉書』作戦!

この8月中旬にも「不起訴」の決定が下りるとの見通しが報道されています。
どうしてこの未曾有の事故責任が不問にできるのでしょうか?! 
一日も早く強制捜査に踏み切り、是非とも起訴するように、大至急、東京と福島の地検に、お願いしてください

みなさん、地検への『お葉書』作戦にご協力ください! 拡散大歓迎!


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■福島原発告訴団より緊急のお願い:地検への『お葉書』作戦■
 
“心に訴える暑中見舞い”を

****************  <地検住所>  ****************


福島地方検察庁 〒960-8017 福島県福島市狐塚17番地
東京地方検察庁 〒100-8903 東京都千代田区霞が関1丁目1-1


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○ 夏ですから、出かけた先から飛び切りきれいな絵はがきで、まず自然称賛の文面を。
   または手持ちのステキな絵はがきなどを使って・・・
○ 「でも、ここから放射線が・・・」とか、「一瞬で灰色に」など福島原発震災に対する思いを書く。
○ それに加えて以下のようなひとことを添えて結びとする。

  • 「早く強制捜査を」
  • 「どうして起訴しないのですか?」
  • 「早く責任者の刑事責任を!どんどん証拠隠滅されてしまいます」
  • 「東電本社の家宅捜査をしてこそ東京地検!」
  • 「原発に家宅捜査に入ってください!」
  • 「現場調査を」
  • 「これでも法治国家といえますか?」
  • 「海外でひんしゅくを買っています」
等々、心を込めて書きましょう!

○ 差出人の住所・氏名も、出来るだけ書く方が効果的です。
○ 仮に不起訴の決定が出ても、それへの異議を唱える文面に変えて、引き続き送ってください。

2013年8月7日水曜日

ブックレット「これでも罪を問えないのですか!」を発刊します!


2013年8月末、私たちの想いが詰まったブックレットが発行されます。提出した約7000通の陳述書の中から、50通を抜粋しました。子どもから高齢者までさまざまな立場から、福島原発事故の責任を強く問いかけます。ぜひ多くの方に読んでいただきたいと思います。そして「福島原発事故の責任は、責任ある人たちに必ず取らせるべき!」「このまま、うやむやにすべきではない!」の世論を高め、検察の背中を力強く押そうではありませんか。

全国の書店にてご予約ください。
福島原発告訴団の事務局でも販売いたします(送料無料)。下記に注文票があります。必要事項を明記して、メールかFAXでお申し込みください。

福島原発告訴団・編
これでも罪を問えないのですか! 福島原発告訴団50人の陳述書

版形:ブックレットサイズ約130ページ
定価:840円(本体800円)
発行:(株)金曜日
ISBN:978-4-906605-91-0

 
 
 
ブックレット注文票(PDF) ←注文票のPDFはこちらをクリックください!
 
 
被災者陳述書出版へ 福島原発告訴団「生の声聞いて」(産経)
 


2013年8月5日月曜日

「強制捜査はまだか!!告訴受理から1年を迎えて」開催!

 

8月4日、告訴受理1周年記念イベントが行われる直前の、12時28分頃に大きな揺れ! 携帯電話の緊急アラームがあちこちで鳴り響き、いわき市文化センターも長く長く揺れ続けました。その後、「宮城県沖M6.0、震度5強(浜通りは震度4)」であることがわかりましたが、「311を決して忘れるな!」と警告を受けたように感じる幕開けでした。
当日の来場者は300人を超え、「あきれ果てても諦めず、しぶとく、粘り強く、起訴を求めていく」姿勢を、再確認しました。

■「nomorefukushima2011」さんのYouTubeの映像はこちらから。
 

■IWJ-FUKUSHIMAの映像はこちらから。
2013/08/04 【福島】強制捜査はまだか!! 告訴受理から1年を迎えて~福島原発告訴団による、集会とデモ

■プログラム
・団長 武藤類子さん 挨拶・現状についてのスライドショー
・広瀬隆さんゲストスピーチ
・河合弘之弁護士から報告
・福島の告訴人のスピーチ(村田 弘さん、千葉由美さん、浅田眞理子さん)
・神田香織さんのスピーチ
   <休憩>
・李 政美(イ・ヂョンミ)さんミニコンサート
・海渡雄一弁護士から報告
・保田行雄弁護士から報告
・合唱「われらゆるがず」 歌唱指導 菅野ゆう子さん
・集会アピール 佐々木慶子さん
・閉会挨拶 副団長 佐藤和良さん

集会終了後、いわき駅前までデモ行進を行いました。

■報道
福島、東電起訴求め300人集会 告訴から1年(東京新聞)
福島、東電起訴求め300人集会(ロイター)
責任追及へ決意新た 原発告訴団がいわきで集会(福島民友新聞社)

■ブログ(風下の会 福島)
8月4日 福島原発告訴団 告訴受理1周年集会、デモ

■集会アピール
福島県民1324人が、苦悩の中から声を挙げた告訴の受理から1年の月日が経ちました。私たちは、続いて立ち上がった第二次告訴・告発人と合わせて14716人の大告訴団となりました。
そして、今日まで数々の行動を重ねてきました。
集会、デモ、地検包囲、東電抗議、全国署名、証拠資料の提出…。
日本中の目がこの事故の責任追及に向けられ、検察の起訴を待ち望んでいます。
しかし、何度も何度も私たちが要求した強制捜査は未だに行われず、起訴もされません。

福島の事故の被害は甚大です。
失われたたくさんの命、家、生業。
引き裂かれた家族や地域、ささやかな楽しみ。

その被害は今も続き拡大しています。
海へ空へ放出され続ける放射能。
溜まり続ける汚染水。
山積みされる除染土。
警戒区域の再編、補償の打ちきり、促される帰還。

子どもたちの甲状腺癌の多発。
原発や除染作業員たちの被曝と危険手当の不払い。
あえて、たなざらしにされてきた「原発事故子ども・被災者支援法」
そして原発再稼働、海外への輸出。

曖昧にされている事故の究明、なされない事故への責任追及は更なる悲劇を生んでいきます。
このような事故を二度と繰り返さないために、誰かの犠牲を強いる社会を変えるために、責任を負うべき人々には民主主義のしくみの中で過ちを償ってほしいのです。
おびやかされる命、暮らし、未来を前に私たちは諦めるわけにはいきません。
人としての尊厳を取り戻し、地球に生きるあらゆる命への責任を少しでも果たすために、分断の闇を乗り越えともに歩んでいきましょう。

2013年8月4日
福島原発告訴団『強制捜査はまだか!!~告訴受理から1年を迎えて~』集会参加者一同

2013年8月1日木曜日

「福島地検要請行動」行いました!

 
 
福島地検に集まったのは30数人。代表者が地検に入って要請を行いました。
福島地検は、相変わらず放射線量が高いままです。日々、この地で働く方々に、私たちの想いが伝わらないはずがありません。
 
当日の要請行動の模様は、こちらのサイトでも見ることができます。
 
■ブログ(風下の会 福島)
8月1日福島地検前行動しました
 
 

2013年7月26日金曜日

8月4日、一周年企画 バス参加者募集中!

「強制捜査はまだか!!~告訴受理から1年を迎えて~」の開催が迫ってまいりました。福島原発事故の責任の所在を追及していくことが、これからの再稼働にも、原発政策にも、エネルギー政策にも、大きな影響を与えるはずです。私たちは「水辺に立てる木のごとく揺るがず!」、その思いを内外にアピールしましょう。お忙しい中、お暑い中、ご足労をおかけしますが、なにとぞいわき市へお集まりください。
 
日程:8月4日(日)
会場:いわき市文化センター大ホール
集会:13時~16時、デモ:16時半~17時
 
福島市、会津若松市、郡山市から、格安1000円(往復・片道共に)で貸し切りバスが出ます。乗車ご希望の方は、7月29日までにご予約ください。満席になり次第締め切りとなりますので、ご予約はお早目に。
■バスのご予約は
TEL:090-2024-7012(古川)
FAX:0246-21-2695

2013年6月30日日曜日

8月4日、告訴受理一周年企画に結集ください!

8月1日(木) 福島地検要請行動【福島地検】
8月4日(日) 強制捜査はまだか!!~告訴受理から1年を迎えて~【いわき市文化センター】
 
「われらゆるがず」をうたっている動画を発見。歌を覚えて、当日は一緒に歌いましょう♪
 
 
 

2013年6月6日木曜日

5・31集会 決議文、全国各事務局からの発言

 5・31集会の決議文ならびに全国の各事務局からの発言を公開します。
 

決 議 文

福島第一原発事故を引き起こし、おびただしい被害をもたらした政府・東京電力の責任を問うため、私たちが福島原発告訴団を結成してから1年が経過しました。この間、明らかになったことは、子どもたちの健康被害、除染の行きづまり、原発労働者の使い捨てであり、収束作業が今なお薄氷の上に立っているという事実です。

事態の根本的解決が求められているにもかかわらず、政治は経済優先の風潮の中で福島原発事故を風化させ、原発再稼働や輸出への動きを強めています。事故から2年経った今なお、16万人が故郷を思いながら帰ることもできず、新たな生活への展望を持つこともできません。

巨大な事故を引き起こした政府や企業が何の責任も問われなければ、法治国家としての土台は崩れ去り、日本社会の信頼は損なわれます。責任ある日本社会を構築するためには、企業、国の犯罪が正しく追及されることが必要です。

私たちが呼びかけた、厳正な捜査と起訴を求める署名は10万筆を超え、多くの人々がこの不正義に怒りを持っていることを示しました。4月27日の福島原発告訴団の総会では、この事故の責任を追及するためのあらゆる行動を続けていくことを、参加者の総意として確認しました。

 私たちの目標は、弱者を守らず切り捨てていく社会のあり方そのものを根源から問うこと、人間をはじめあらゆる生物・環境に被害を与えた者が正しく責任を追及される、新しい日本社会を作り出すことです。そのために私たちは、政府や企業の犯罪に苦しんでいるすべての人たちとつながって、ともに闘っていきたいと思います。
 この国に生きるひとりひとりが尊敬され大切にされる新しい価値観を、若い人々や子どもたちに残せるように、手を取り合い、立ち向かっていきましょう。

2013年 5月31日
「福島原発事故の厳正な捜査と起訴を求める大集会」参加者一同

全国事務局、福島からの発言








2013年6月1日土曜日

5・31 東京大集会、東京地検激励、東京電力要請行動報告

                                                                                                

2013年5月31日(金)13:30から、私たち福島原発告訴団は、福島原発事故の厳正な捜査と起訴を求めるために、日比谷野外音楽堂において、「福島の叫びを聞いてください!」をテーマに大集会を行いました。

 平日にも関わらず、全国各地から、1000人を超える参加者が集まり、熱気あふれる集会となりました。福島県内各地からの参加者7名がそれぞれの立場からの現状を叫びました。「被曝労働者の過酷な実態」、「復興策一色の政策への疑問」、「子どもの靴底に鉛を張ったり」、「外で遊べない子どもたちの様子」、「測定により、明らかになる被曝の実態」など、今も厳しい困難の中に生きる被害者としての思いを口々に語りました。

 続いて、全国からの叫びとして、広瀬隆さんをはじめ、全国のメンバーから、各地の被害実態や福島への連帯の言葉がありました。
 そして、「われらゆるがず」を参加者みんなで歌い、シュプレヒコールをあげて、東京地検の激励行動へと出かけました。

 東京地検前では、海渡雄一弁護士から、「この告訴の持つ意味」が語られ、佐藤和良副団長からの現状報告や福島からの参加者の「ぜひ、きちんと捜査をしてほしい!」という切なる訴えがありました。
 弁護士と代表が地検に入り、要請書と追加の署名を提出し、最終署名数は、108,763筆となりました。
 地検前には新たな参加も加わり、通りを超えた反対側の歩道も人で埋め尽くされました。「福島の叫びを聞け!」「地検は起訴せよ!」と書かれたプラカードを掲げて、気持ちを一つにして、東京地検に向けて、激励のシュプレヒコールを挙げました。

 続いて、東電に対する要請行動を行いました。手渡された要請書に対し、東電原子力センター所長は、「確かに受け取りました。所内に伝えます。後日回答します」とコメントしました。弁護団の保田弁護士は「東電が自ら、証拠資料を提出し、真実を明らかにせよ」と要請をしました。

最後に武藤類子団長が、参加者に対して長時間にわたる行動への感謝を述べ、「みなさんが私たちの力です。今後もつながっていきましょう」と話しました。福島のメンバーは3台のバスで帰路につき、各地からの参加者はそれを見送り、原発事故被害の甚大さと責任追及の必要性を改めて感じながら、それぞれの場所へと帰っていきました。
福島原発告訴団の結束の固さを確認できる集会、行動であったと思います。

みなさまのご協力とご参加、ありがとうございました。

また、当日の会場カンパは総額523,714円となりましたことをご報告させていただきますとともに、厚く御礼申し上げます。




2013年5月16日木曜日

【5.31】大集会バスルートのお知らせ

先にお知らせいたしましたとおり、5.31大集会に福島より貸し切りバスが出ます。
バスルートが決まりましたので、お知らせいたします。
福島県民の皆さん奮ってご参加下さい。
 
【中通りルート】
1号車
7:30 福島駅西口発 → 9:00 ジャスコ白河西郷店前発 →→ 13:00 日比谷公園前着
2号車
8:00 郡山市教祖会館発 →→ 13:00 日比谷公園前着
 
申込み 電話 080-5556-9833(中路)
     FAX 0247-82-5190
 
【いわきルート】
9:30 いわき市役所前発 →→ 13:00 日比谷公園前着
 
申込み 電話 090-2024-7012(古川)
   
      FAX 0246-21-2695  
 
 
復路は中通りルート、いわきルートとも
18:00 東電本社付近発 往路と同じ場所着です。
 
お申込の際には、
・乗車場所
・当日連絡のつく電話番号
・片道乗車か往復乗車か
をお知らせ下さい。