2017年7月18日火曜日

「初公判 福島報告会」開催


7月17日(月・祝)、いわき市文化センター大講義室を満席にして、「初公判 福島報告会」が開催されました。
報告会は、この裁判の初公判を見ることなく亡くなられた方々に黙祷を捧げてスタート。
被災者参加制度の代理人弁護士となって裁判に参加した海渡雄一弁護士、保田行雄弁護士から、裁判の内容について詳しい説明がありました。検察官役の指定弁護士たちが3被告に突き付けた証拠の数々は、なぜ今まで伏せられてきたのか、そしてこれほどの証拠を掴みながら、なぜ検察は不起訴にしようとしたのか、まったく理解できぬほどでした。
初公判を傍聴したメンバーからも、負けるわけのない裁判であることが報告され、これからの長い闘いに、ますます力を合わせていくことを確認しました。
第2回公判は、日程がまだ決まっていませんが、秋口以降と思われます。みなさま、裁判の行方を注視し、支援団の活動にご協力をお願いします。
次は、9月2日、東京報告会です。

チラシPDF



2017年7月7日金曜日

いわき市で裁判報告会!

6月30日に開かれた東電元幹部刑事裁判の初公判は、午前10時から午後5時近くまでの長時間に及び、検察官役の弁護士からは、多数の証拠が示されました。
勝俣元会長ら3人の被告人は罪状を否認し、全面対決となりました。

7月17日はいわき市の文化センターにて、初公判で被害者参加人の弁護士として参加した保田弁護士と海渡弁護士が、指定弁護士がどのような証拠を提示したのか、被告人側弁護士はどう反論したのか、今後の裁判の見通しはどうかなど、報告して頂きます。
多くの方のご参加をお待ちしております!

初公判 福島報告会
日時:2017年7月17日(月・祝) 10時~12時
会場:いわき市文化センター大講義室

    (いわき市平字堂根町1番地の4)
報告:海渡雄一弁護士、保田行雄弁護士ほか
主催:福島原発刑事訴訟支援団
電話:080-5739-7279
Eメール:info@shien-dan.org

*初公判の速報レポート、参議院議員会館での報告会の詳細などは、支援団HPでご覧になれます。

https://drive.google.com/file/d/0B6V4ZwGwBEaxcjFVMy1NRzVEeFE/view?usp=sharing

2017年7月2日日曜日

初公判・東京地裁前集会&記者会見動画

当日の集会動画です。

2017.6.30 東電元会長ら3人の刑事裁判初公判 (集会・記者会見)




 


「東電刑事裁判」第1回公判報告


2017年6月30日10時、ついに東電3被告の刑事裁判が始まりました。
傍聴の抽選券(リストバンド)の配布は早朝7時半から8時20分まで。福島市を朝4時に出発したバス組は配布に間に合いませんでした。郡山始発6時12分の「なすの」はどうにか間に合いましたが、福島からの傍聴者を締め出すかのような時間帯の配布には疑問を感じます。100席ある大法廷ですがその半分をメディアが占拠し、一般の傍聴席は高倍率(14.4)になりました。貴重な傍聴券を入手できた人たちは、厳重なボディチェックを受けてようやく法廷へ。今はカメラ付きのメガネもあるそうで、持ち物はすべて検査されました。こうした所持品検査の時間が必要なため、傍聴券の抽選時間が早まったのだろうと思われ、次回から改善をお願いしたいところです。
裁判官は、男性2人と女性1人。傍聴席から右側に検察官役の指定弁護士。左側には東電側の弁護士。3被告は、写真撮影が終わり傍聴人が着席した後で、おもむろに入廷しました。裁判官の前に進み出た3人は、それぞれに原発事故への謝罪を口にし(勝俣被告は声が小さく聞き取れないほどでしたが)、その後で「津波の予見は不可能であり、無実だ」と主張しました。
被告側の主張は「津波の予見は不可能」であり「津波対策の義務はなかった」し、「対策をしたとしても、311の規模の津波は防げなかった」というもの。そのことを裏付ける証拠45点を提出しましたが、ほとんどが旧保安院による証言ばかり。元東電社員など身内の証言、後付けの証言は、証拠としていかがなものかと感じました。
引き換え、指定弁護士たちが示した証拠の数々は、事故前の東電会議の議事録、御前会議議事録、津波担当者らのメールなど。東電が大津波を予見し、その対策を不可避と考えながら、怠っていたことは明らかでした。この裁判、負けるわけがありません。
この日は、17時までかかって起訴理由の読み上げや証拠の説明が行われ、3被告がまず退廷。冒頭の謝罪と無罪主張以外、3被告から声を聴くことはできませんでしたが、これから続く裁判の中で、3被告が良心に従って、真実を語ってくれることを願います。

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地裁前・参議院議員会館集会 動画集


2017年7月1日土曜日

明石昇二郎さん「速報」 初公判を傍聴して

ルポライターの明石昇二郎さんから、初公判の様子を速報して頂きました。
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 これだけの証拠が揃っていながら、なぜ東京地検は起訴しなかったのだろう――。
 これが、初公判を傍聴して抱いた正直な印象だった。
 6月30日午前10時、東京電力・福島第一原発事故の刑事責任を問う強制起訴裁判が始まった。業務上過失致死傷の罪に問われた東電の勝俣恒久・元会長(77)、武黒一郎・元フェロー(71)、武藤栄・元副社長(67)の旧経営陣3人は、揃って無罪を主張。だが、検察官役の指定弁護士が示した証拠は、その主張を真っ向から否定するものばかりだった。
 津波対策を担当した東電社員のスケジュールが記録された「手帳」。その社員らが社内で津波対策をめぐってやり取りした「電子メール」の数々……。そして、日を追うごとに具体化していく「津波対策」の中身。だが、その対策が実行に移されることはなかった。
 こうした証拠はすべて、福島原発告訴団をはじめとした刑事告訴・告発を受理して捜査をした、東京地検の検事らが集めていたものである。その中から、検察官役の指定弁護士が精査・抜粋した証拠が、この日の法廷で初めて明らかにされたのだ。
 刑事告訴がなければ、そして東京地検の不起訴処分にも諦めず、検察審査会に異議を申し立て、2度の「強制起訴」議決を経なければ、これらの事実はきっと闇に埋もれたままだった。
 検察側の言い分を鵜呑みにし、
「刑事裁判は、事故の真相解明をする場ではない」
「検察が起訴できなかったほどなのだから、強制起訴しようと有罪にできるわけがない」
「これまで強制起訴された裁判は大抵、無罪で終わっている」
 などと、したり顔で語るジャーナリストや識者も多い。だが、そんな彼らは、この日、明らかにされた「電子メール」等の内容をどこまで知った上で語っているのか。
 今回、明らかになった証拠をもとに、証人がこの法廷に次々と呼ばれることになるだろう。そして、そんな証人たちの口から、新事実が明かされる可能性も高い。
 今後の裁判の行方が注目される。

 明石昇二郎(ルポライター、ルポルタージュ研究所代表)