2015年10月7日水曜日

10.30 第一検察審査会激励行動&院内集会!


福島原発告訴団の「2015年告訴」は、東電と旧経産省保安院の津波対策担当者計5名を、業務上過失致死傷罪の疑いで東京第一検察審査会に申し立てしています。

9月25日には、政府事故調の調書が追加公開され、被疑者の一人、名倉安全審査官(当時)の調書が明らかになりました。調書では、津波対策が必要であると感じながら、東電に対し強く対策を求めなかったこと、氏名不詳の東電職員に「(原子)炉を止めることができるんですか」などと恫喝ともいえる発言を受けていたことなどが明らかになりました。
規制当局であり、「津波対策は不可避」とまで認識していながら先送りを続けてきた保安院、保安院を懐柔しつつより大きな津波試算を隠ぺいして、費用のために対策を撤回した東電の刑事責任は重く、必ず問われなければなりません。

10月30日は、東京第一検察審査会のみなさんが起訴相当の議決を出してくださるよう、 激励行動を行います。その後は院内集会も開催します。
どうぞご参加ください!

東京第一検察審査会激励行動&院内集会
2015年10月30日(金) 参加費無料
12:30~13:15 激励行動 東京地方裁判所前
14:00~15:30 院内集会 参議院議員会館 講堂 

*福島からバスが出ます(片道・往復共に1500円)
 ・乗車場所・ご連絡先をお知らせください
 行き…7:10福島駅西口発 ~ 8:10郡山教組会館発
 帰り…16:00参議院議員会館前発

◆お問い合わせ◆
福島原発告訴団 080-5739-7279
メール:1fkokuso(アット)gmail.com(アット ⇒ @)
カンパ:振替口座 02260-9-118751 福島原発告訴団

チラシダウンロード(PDF・1MB) 
https://drive.google.com/file/d/0B6V4ZwGwBEaxajFJUFByRV85Q3M/view?usp=sharing

2015年10月2日金曜日

汚染水流出事件、東電新旧幹部32人が書類送検に!

汚染水流出事件に大きな進展です。福島県警は、高濃度の放射性汚染水を流出させた問題で、東電と広瀬直己社長や勝俣恒久元会長ら、幹部・元幹部計32人を、公害犯罪処罰法違反の疑いで福島地検に書類送検したと発表しました。
原発事故後、政府が東電に対して地下遮蔽壁の構築の検討を指示していたにも関わらず、東電は費用などを理由に対策を先送り。さらに強度の弱いタンクを使用したため約300トンの汚染水が漏れ、監視体制の不備による発見の遅れが漏水量の増大を招きました。この問題を13年9月に刑事告発して以来、約2年の月日がかかりましたが、ついに事件として動き始めました。今後、検察がさらなる追及を行い幹部らを起訴するよう、声を高めてまいりましょう。

▲NHKニュースから

◆書類送検された新旧役員32人
武藤栄、勝俣恒久、皷紀男、西沢俊夫、小森明生、清水正孝、藤原万喜夫、古谷昌伯、高橋彰、片岡和久、横田昌史、下河辺和彦、広瀬直己、相沢善吾、山口博、石崎芳行、嶋田隆、内藤義博、数土文夫、能見公一、小林喜光、樫谷隆夫、藤森義明、佐野敏弘、村松衛、新妻常正、武部俊郎、増田祐治、山崎剛、住吉克之、姉川尚史、壱岐素巳(敬称略)

◆報道
東電社長ら32人書類送検 県警、汚染水海洋流出の疑いで(福島民報)
汚染水漏れ東電を書類送検 新旧役員32人も、福島県警(福島民友)
汚染水流出 東京電力と幹部らを書類送検(NHK)
東電社長ら32人を書類送検 原発の汚染水流出問題(朝日新聞)
東日本大震災:福島第1原発事故 汚染水漏れ、東電書類送検へ 社長ら幹部32人も 県警(毎日新聞)
汚染水流出 東電役員ら書類送検 公害処罰法違反容疑(東京新聞)
汚染水問題、東電役員ら32人を書類送検 福島県警(産経新聞)
東電新旧経営陣32人書類送検=汚染水流出で市民団体告発-福島県警時事通信)
福島県警、東電役員らを書類送検 汚染水流出で32人(47NEWS)