「福島原発告訴団」告訴声明
2012年6月11日
今日、私たち1324人の福島県民は、福島地方検察庁に
「福島原発事故の責任を問う」告訴を行ないました。
事故により、日常を奪われ、
人権を踏みにじられた者たちが
力をひとつに合わせ、怒りの声を上げました。
告訴へと一歩踏み出すことはとても勇気のいることでした。
人を罪に問うことは、
私たち自身の生き方を問うことでもありました。
しかし、この意味は深いと思うのです。
・この国に生きるひとりひとりが大切にされず、
だれかの犠牲を強いる社会を問うこと
・事故により分断され、引き裂かれた私たちが
再びつながり、そして輪をひろげること
・傷つき、絶望の中にある被害者が
力と尊厳を取り戻すこと
力と尊厳を取り戻すこと
それが、子どもたち、若い人々への責任を
果たすことだと思うのです。
果たすことだと思うのです。
声を出せない人々や生き物たちと共に在りながら、
世界を変えるのは私たちひとりひとり。
決してバラバラにされず、
つながりあうことを力とし、
怯むことなくこの事故の責任を問い続けていきます。
「福島原発告訴団」告訴人一同