検察当局により勝俣前会長と清水元社長らの事情聴取が行われました。
テレビ朝日系(ANN) 1月24日(木)
東電前会長らを検察が“聴取”…原発事故巡り
福島第一原発の事故を巡って、東京電力の旧経営陣らに刑事責任が問えるかを
捜査している検察当局が、勝俣恒久前会長ら当時の最高幹部から事情聴 取を
始めたことが新たに分かりました。
東京電力・勝俣恒久前会長:「(Q.検察からどういった話を聞かれている?)
全くお話しすることはない」
検察当局は、原発事故を巡り、業務上過失致死傷などの容疑で出された東電の
旧経営陣らに対する告訴・告発を受理し、捜査を進めています。先月か ら旧経営陣
幹部から事情を聴いていますが、22日までに勝俣前会長と清水正孝元社長の事情聴取を
始めたことが分かりました。東電は2008年、原発 の耐震安全性を巡り、より高い津波が
襲う可能性を試算していましたが、対策を講じていませんでした。
この点に過失が認められるかが捜査の焦点の一 つとなっていて、検察当局は、
当時、社長だった勝俣前会長に津波対策について事情を聴いている模様です。
また、清水元社長に対しては、事故後の対 応などについて事情を聴いているとみられます。