福島原発告訴団は、東京電力福島第一原子力発電所の事故により被害を受けた住民で構成し、原発事故を起こし被害を拡大させた責任者たちの刑事裁判を求めて2012年、福島地方検察庁へ告訴を行いました。検察庁が全員を不起訴とするも、市民からなる検察審査会は強制起訴を決定しました。2017年6月30日に初公判が開かれ、刑事裁判がスタートしました。
2014年4月30日水曜日
4・28ふくしま集会(集会・デモ・県警要請行動)終了しました。
4月28日(月)、福島市市民会館第2ホールに120人もの市民が集まり、汚染水問題の学習会を行いました。講師は福島老朽原発を考える会の阪上武さん。東電の杜撰な管理の元、汚染水がダダ漏れになっている状況を、時系列に沿って詳しく解説いただきました。続いて労働者の立場から、ふくしま連帯ユニオンの鈴木利明さんが、被曝労働の実態を報告。
弁護団の保田行雄弁護士、海渡雄一弁護士からは、汚染水漏洩事件が公害罪に問えないはずはなく、武藤栄氏には明らかな責任があることが明快な解説で語られました。
最後に佐藤和良副団長から、ハガキアクションが呼びかけられました。現在、私たちの申立を審議中の東京第5検察審査会に対して、「被害者の声を聞く場を設けてください」とハガキで訴えようという呼びかけです。どうぞ、多くの方のご協力をお願いいたします。
◆こちらのブログもご覧ください。
これ以上海を汚すな!強制捜査を!県警に上申書提出(いわき市議 佐藤かずよしさんのブログ風のたより)
福島原発告訴団 深刻化する汚染水問題(郡山市議 へびいし郁子のチャレンジ)
集会の後は、新浜公園から県庁までデモ行進を行い、代表者が県警に対して上申書を提出しました。
福島県警による汚染水漏洩事件の捜査は、少しずつ進んでいる様子ですが、強制捜査を行い、厳しく対応してほしい旨、これからも声を届けていく所存です。
次回は、6月4日(水)「検察審査会は被害者の声を聞いて!」東京行動を予定しております。こちらにも多数ご参加いただけますよう、お願い申し上げます。
◆資料
2014年4月28日 汚染水漏洩事件 上申書3
2014年4月28日 汚染水漏洩事件 上申書4
2014年4月28日 汚染水漏洩事件甲21
2014年4月28日 汚染水漏洩事件甲22~29