被害者参加人の代理人弁護士として出廷した海渡雄一弁護士と甫守一樹弁護士から、お昼の休憩時間を利用して報告がありました。
報告によると、被告人は3人とも罪状を否認したとのことです。検察官役の指定弁護士がこの事件についての被告人の罪状について説明をし、15メートルを超える津波については単なる試算ではなく、それをもとに具体的な対策を取ることが検討されていたこと、防潮堤の建設の他にも、水密扉の設置や注水設備の高台移転など、適切な措置を取ることができたのにそれをしなかったこと、事故を防ぐ措置には原発を停止することも含まれることが指摘されました。
被告人は3人とも、健康を害している様子もなく出廷したとのことです。神妙にはしていたが、原発事故の責任について真に反省しているようには思えなかったとは海渡弁護士の談。
本日の公判は17時までの予定。
参議院議員会館講堂では、支援団主催の集会を開催していますが、17:45分からは、記者会見を兼ねた裁判報告会を行う予定です(裁判の終了時間によっては前倒しの可能性あり)。
傍聴整理券配布前の佐藤和良支援団団長(2017.6.30) |
中間報告の海渡弁護士 |
中間報告の甫守弁護士 |