平日にも関わらず、全国各地から、1000人を超える参加者が集まり、熱気あふれる集会となりました。福島県内各地からの参加者7名がそれぞれの立場からの現状を叫びました。「被曝労働者の過酷な実態」、「復興策一色の政策への疑問」、「子どもの靴底に鉛を張ったり」、「外で遊べない子どもたちの様子」、「測定により、明らかになる被曝の実態」など、今も厳しい困難の中に生きる被害者としての思いを口々に語りました。
続いて、全国からの叫びとして、広瀬隆さんをはじめ、全国のメンバーから、各地の被害実態や福島への連帯の言葉がありました。
そして、「われらゆるがず」を参加者みんなで歌い、シュプレヒコールをあげて、東京地検の激励行動へと出かけました。
東京地検前では、海渡雄一弁護士から、「この告訴の持つ意味」が語られ、佐藤和良副団長からの現状報告や福島からの参加者の「ぜひ、きちんと捜査をしてほしい!」という切なる訴えがありました。
弁護士と代表が地検に入り、要請書と追加の署名を提出し、最終署名数は、108,763筆となりました。
地検前には新たな参加も加わり、通りを超えた反対側の歩道も人で埋め尽くされました。「福島の叫びを聞け!」「地検は起訴せよ!」と書かれたプラカードを掲げて、気持ちを一つにして、東京地検に向けて、激励のシュプレヒコールを挙げました。
続いて、東電に対する要請行動を行いました。手渡された要請書に対し、東電原子力センター所長は、「確かに受け取りました。所内に伝えます。後日回答します」とコメントしました。弁護団の保田弁護士は「東電が自ら、証拠資料を提出し、真実を明らかにせよ」と要請をしました。
最後に武藤類子団長が、参加者に対して長時間にわたる行動への感謝を述べ、「みなさんが私たちの力です。今後もつながっていきましょう」と話しました。福島のメンバーは3台のバスで帰路につき、各地からの参加者はそれを見送り、原発事故被害の甚大さと責任追及の必要性を改めて感じながら、それぞれの場所へと帰っていきました。
福島原発告訴団の結束の固さを確認できる集会、行動であったと思います。
みなさまのご協力とご参加、ありがとうございました。
また、当日の会場カンパは総額523,714円となりましたことをご報告させていただきますとともに、厚く御礼申し上げます。