「近く、地検から不起訴の判断が出る」という報道が繰り返されています。
東電幹部・菅元首相ら不起訴へ 原発事故で検察 (日本経済新聞)
菅元首相や班目元委員長ら不起訴へ…原発事故 (読売新聞)
この間、東京地検、福島地検に上申書を提出し、その都度、東京の司法記者クラブにて記者会見を行い、弁護士さんから、「起訴しかありえない」というポイントを丁寧にレクチャーしていますが、それらについては、全く報道されません。
本日、急遽、追加の上申書を東京地検に提出しました(福島地検へは速達)。
不起訴はありえないというポイントをあらためて指摘し、地検に再考を求める上申書です。
追加上申書
どうぞ、世論を高めてください。
「不起訴はありえません」と、地検へお声をお寄せください。お願いいたします。
こちらの論説もご参考まで。
(竹内敬二の窓)全員不起訴へ…じゃあ、誰の責任? (朝日新聞)
福島原発告訴団は、東京電力福島第一原子力発電所の事故により被害を受けた住民で構成し、原発事故を起こし被害を拡大させた責任者たちの刑事裁判を求めて2012年、福島地方検察庁へ告訴を行いました。検察庁が全員を不起訴とするも、市民からなる検察審査会は強制起訴を決定しました。2017年6月30日に初公判が開かれ、刑事裁判がスタートしました。
2013年8月26日月曜日
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目次
- まえがき----落合恵子
- 第1章 福島原発告訴団の思い(7人のメッセージ)
- 第2章 陳述書(50人)
- 第3章 解説(明石昇二郎「裁かれる東京電力と原子力ムラ」)
- あとがき----武藤類子
- 資料 告訴団声明・歩み
2013年8月11日日曜日
【告訴団の見解】福島民友の記事に抗議!
「福島民友」新聞(8月10日、30面)『原発不起訴へで「強制捜査せず」に不満』の記事内に、武藤類子団長のコメントが掲載されましたが、コメントに重大な誤りがあったため、福島民友新聞社に対して厳重抗議を致しました。
また私たちは、極めて正当な要求として、「強制捜査の上で起訴せよ」と訴えています。「不満を漏らした」という言葉では、私たちの「憤怒」を表現するには弱く感じました。検察には、強く、強く、起訴を求めています。
2013年8月10日土曜日
【拡散希望】朝日新聞報道を受けて。
本日(8月9日)、朝日新聞の1面トップに「原発事故全員不起訴へ」という記事が掲載されました。
原発事故、全員が不起訴へ 東電前会長や菅元首相ら(朝日新聞)
福島の告訴団事務局には、早朝から「不起訴は許せない」、「地検に抗議の電話しました」、「がんばってください」と、ひっきりなしに電話がかかってきています。また、「お葉書作戦は続けるのでしょうか」という質問も多くいただきました。
朝日新聞の記事は、あくまで推測であり、地検はまだ判断を出してはいません。…とはいえ、地検内の誰かのリークがニュースソースであるだろうと思われ、判断を出す日のは近いのかもしれません。お葉書作戦を今こそ大拡散してください。どんどん葉書を出してください。「朝日の記事には驚きましたが、よもや不起訴ではないでしょうね」と!
弁護団が、「不起訴報道」に対して、「反論の投稿をしよう」とコメントを作成し、朝日新聞に連絡しましたが、「今回は掲載を見合わせる」という返事が返ってきました。
そこで、「不起訴報道への反論稿」を以下に掲載いたします。みなさま、広く拡散をお願いいたします。
なお、朝日新聞の記事は、「福島原発告訴団の告訴」と、別の方々の告訴(数件)もいっしょにまとめて書かれています。福島原発告訴団は「菅直人元首相」、「枝野幸男元官房長官」、「海江田万里元経済産業相」を告訴していません。
・被告訴人名簿はこちらです。
【不起訴報道への反論稿】
何の津波対策もとらなかった東電免責はあり得ない
去る8月9日本紙朝刊に、月内にも福島原発事故について、我々が行っていた告訴・告発について不起訴処分がなされる方向で検察庁が調整に入っているという報道がなされた。記事において不起訴理由とされている点を取り上げ、告訴人らの考えを述べ、検察官・検察庁の再考を強く求めたい。
本紙報道によると不起訴の理由は、「事故と災害関連死との因果関係はないとは言い切れない。今回のM9規模の大地震と津波は、専門家の間で予測されていたと言えず、事前に想定できたのはM8.3までだった。巨大津波の発生と対策の必要性を明確に指摘していた専門家も少なかった。東電が2008年に津波高さ15.7メートルと試算していた点についても、専門家の間で賛否が分かれ、東電も『実際には起きないだろう』と受け止め、対策を検討したものの、具体化は見送った。東電の津波対策は十分ではなかったものの、刑事責任を問うことは困難。」とされている。
検察官の立脚する予見可能性の議論には次の疑問がある。15.7メートルの津波は東電内部の検討において確かに試算されていた。この原発の想定津波高はわずか6メートルであった。この地域でマグニチュード8.3程度の地震と高さ10メートル程度の津波が来ることは、地震と津波の専門家なら、だれもが頷く普通の想定であった。
電源喪失を防止するための対策としては、防潮堤の設置だけでなく、外部電源の耐震性強化、非常用ディーゼル発電機とバッテリーの分散と高所設置等、構内電源設備の耐震性,耐津波性の強化など多様な措置がありえた。
浜岡原発においては、老朽化した1,2号機は耐震補強を断念し、2008年には廃炉の決定がなされていた。福島第1原発1-3号機についても、同様の措置は十分あり得た。にもかかわらず、東京電力は一切何の対策もとらなかった。予測されたレベルの地震と津波対策を講じたにもかかわらず、それが不十分であったわけではない。東京電力自身が、原子力改革特別タスクフォースの報告において、結果を回避できた可能性を認めているのだ。
事故以前の東京電力社内のすべての証拠を収集し、どのような検討がなされていたのかを解明するには、強制捜査による関係資料の押収が欠かせない。このことは、捜査機関として当然の責務だ。検察庁は、テレビ会議録画や社内メールなどの任意提出を受けただけで、今日まで強制捜査を実施していない。多くの市民の生命と生活、生業を根こそぎ奪ったこの事故について、強制捜査もしないで捜査を終結するような事態は絶対にあってはならない。検察内部の良心が検察庁を揺り動かし、強制捜査の実施と起訴が実現することを心から願ってやまない。
原発事故、全員が不起訴へ 東電前会長や菅元首相ら(朝日新聞)
福島の告訴団事務局には、早朝から「不起訴は許せない」、「地検に抗議の電話しました」、「がんばってください」と、ひっきりなしに電話がかかってきています。また、「お葉書作戦は続けるのでしょうか」という質問も多くいただきました。
朝日新聞の記事は、あくまで推測であり、地検はまだ判断を出してはいません。…とはいえ、地検内の誰かのリークがニュースソースであるだろうと思われ、判断を出す日のは近いのかもしれません。お葉書作戦を今こそ大拡散してください。どんどん葉書を出してください。「朝日の記事には驚きましたが、よもや不起訴ではないでしょうね」と!
弁護団が、「不起訴報道」に対して、「反論の投稿をしよう」とコメントを作成し、朝日新聞に連絡しましたが、「今回は掲載を見合わせる」という返事が返ってきました。
そこで、「不起訴報道への反論稿」を以下に掲載いたします。みなさま、広く拡散をお願いいたします。
なお、朝日新聞の記事は、「福島原発告訴団の告訴」と、別の方々の告訴(数件)もいっしょにまとめて書かれています。福島原発告訴団は「菅直人元首相」、「枝野幸男元官房長官」、「海江田万里元経済産業相」を告訴していません。
・被告訴人名簿はこちらです。
- 勝俣 恒久 東京電力株式会社 取締役会長
- 皷 紀男 東京電力株式会社 取締役副社長 福島原子力被災者支援対策本部長兼原子力・立地本部副本部長
- 西澤 俊夫 東京電力株式会社 取締役社長
- 相澤 善吾 東京電力株式会社 取締役副社長 原子力・立地本部長
- 小森 明生 東京電力株式会社 常務取締役原子力・立地本部副本部長兼福島第一安定化センター所長
- 清水 正孝 東京電力株式会社 前・取締役社長
- 藤原 万喜夫 東京電力株式会社 常任監査役・監査役会会長
- 武藤 栄 東京電力株式会社 前・取締役副社長原子力・立地本部長
- 武黒 一郎 東京電力株式会社 元・取締役副社長原子力・立地本部長
- 田村 滋美 東京電力株式会社 元・取締役会長倫理担当
- 服部 拓也 東京電力株式会社 元・取締役副社長
- 南 直哉 東京電力株式会社 元・取締役社長・電気事業連合会会長
- 荒木 浩 東京電力株式会社 元・取締役会長・日本経済団体連合会副会長
- 榎本 聰明 東京電力株式会社 元・取締役副社長原子力本部長
- 吉田 昌郎 東京電力株式会社 元・原子力設備管理部長、前・第一原発所長
- 班目 春樹 原子力安全委員会委員長
- 久木田 豊 同委員長代理
- 久住 静代 同委員
- 小山田 修 同委員
- 代谷 誠治 同委員
- 鈴木 篤之 前・同委員会委員長(現・日本原子力研究開発機構理事長)
- 寺坂 信昭 原子力安全・保安院長
- 松永 和夫 元・同院長(現・経済産業省事務次官)
- 広瀬 研吉 元・同院長(現・内閣参与)
- 衣笠 善博 東京工業大学名誉教授(総合資源エネルギー調査会原子力安全・保安部会耐震・構造設計小委員 地震・津波・地質・地盤合同WGサブグループ「グループA」主査、総合資源エネルギー調査会原子力安全・保安部会耐震・構造設計小委員会地震・津波・地質・地盤合同WG委員)
- 近藤 駿介 原子力委員会委員長
- 板東 久美子 前・文部科学省生涯学習政策局長(現・同省高等教育局長)
- 山中 伸一 前・文部科学省初等中等教育局長(現・文部科学審議官)
- 合田 隆史 前・文部科学省科学技術政策局長(現・同省生涯学習政策局長)
- 布村 幸彦 前・文部科学省スポーツ・青少年局長(現・同省初等中等教育局長)
- 山下 俊一 福島県放射線健康リスク管理アドバイザー(福島県立医科大学副学長、日本甲状腺学会理事長)
- 神谷 研二 福島県放射線健康リスク管理アドバイザー(福島県立医科大学副学長、広島大学原爆放射線医科学研究所長)
- 高村 昇 福島県放射線健康リスク管理アドバイザー(長崎大学大学院医歯薬学総合研究科教授)
【不起訴報道への反論稿】
何の津波対策もとらなかった東電免責はあり得ない
河合 弘之(弁護士・福島原発告訴団弁護団代表)
去る8月9日本紙朝刊に、月内にも福島原発事故について、我々が行っていた告訴・告発について不起訴処分がなされる方向で検察庁が調整に入っているという報道がなされた。記事において不起訴理由とされている点を取り上げ、告訴人らの考えを述べ、検察官・検察庁の再考を強く求めたい。
本紙報道によると不起訴の理由は、「事故と災害関連死との因果関係はないとは言い切れない。今回のM9規模の大地震と津波は、専門家の間で予測されていたと言えず、事前に想定できたのはM8.3までだった。巨大津波の発生と対策の必要性を明確に指摘していた専門家も少なかった。東電が2008年に津波高さ15.7メートルと試算していた点についても、専門家の間で賛否が分かれ、東電も『実際には起きないだろう』と受け止め、対策を検討したものの、具体化は見送った。東電の津波対策は十分ではなかったものの、刑事責任を問うことは困難。」とされている。
検察官の立脚する予見可能性の議論には次の疑問がある。15.7メートルの津波は東電内部の検討において確かに試算されていた。この原発の想定津波高はわずか6メートルであった。この地域でマグニチュード8.3程度の地震と高さ10メートル程度の津波が来ることは、地震と津波の専門家なら、だれもが頷く普通の想定であった。
電源喪失を防止するための対策としては、防潮堤の設置だけでなく、外部電源の耐震性強化、非常用ディーゼル発電機とバッテリーの分散と高所設置等、構内電源設備の耐震性,耐津波性の強化など多様な措置がありえた。
浜岡原発においては、老朽化した1,2号機は耐震補強を断念し、2008年には廃炉の決定がなされていた。福島第1原発1-3号機についても、同様の措置は十分あり得た。にもかかわらず、東京電力は一切何の対策もとらなかった。予測されたレベルの地震と津波対策を講じたにもかかわらず、それが不十分であったわけではない。東京電力自身が、原子力改革特別タスクフォースの報告において、結果を回避できた可能性を認めているのだ。
事故以前の東京電力社内のすべての証拠を収集し、どのような検討がなされていたのかを解明するには、強制捜査による関係資料の押収が欠かせない。このことは、捜査機関として当然の責務だ。検察庁は、テレビ会議録画や社内メールなどの任意提出を受けただけで、今日まで強制捜査を実施していない。多くの市民の生命と生活、生業を根こそぎ奪ったこの事故について、強制捜査もしないで捜査を終結するような事態は絶対にあってはならない。検察内部の良心が検察庁を揺り動かし、強制捜査の実施と起訴が実現することを心から願ってやまない。
2013年8月8日木曜日
【緊急のお願い】地検への『お葉書』作戦!
この8月中旬にも「不起訴」の決定が下りるとの見通しが報道されています。
どうしてこの未曾有の事故責任が不問にできるのでしょうか?!
一日も早く強制捜査に踏み切り、是非とも起訴するように、大至急、東京と福島の地検に、お願いしてください。
みなさん、地検への『お葉書』作戦にご協力ください! 拡散大歓迎!
○ 夏ですから、出かけた先から飛び切りきれいな絵はがきで、まず自然称賛の文面を。
または手持ちのステキな絵はがきなどを使って・・・
○ 「でも、ここから放射線が・・・」とか、「一瞬で灰色に」など福島原発震災に対する思いを書く。
○ それに加えて以下のようなひとことを添えて結びとする。
○ 差出人の住所・氏名も、出来るだけ書く方が効果的です。
○ 仮に不起訴の決定が出ても、それへの異議を唱える文面に変えて、引き続き送ってください。
どうしてこの未曾有の事故責任が不問にできるのでしょうか?!
一日も早く強制捜査に踏み切り、是非とも起訴するように、大至急、東京と福島の地検に、お願いしてください。
みなさん、地検への『お葉書』作戦にご協力ください! 拡散大歓迎!
******************************************
■福島原発告訴団より緊急のお願い:地検への『お葉書』作戦■
“心に訴える暑中見舞い”を
**************** <地検住所> ****************
福島地方検察庁 〒960-8017 福島県福島市狐塚17番地
東京地方検察庁 〒100-8903 東京都千代田区霞が関1丁目1-1
******************************************
○ 夏ですから、出かけた先から飛び切りきれいな絵はがきで、まず自然称賛の文面を。
または手持ちのステキな絵はがきなどを使って・・・
○ 「でも、ここから放射線が・・・」とか、「一瞬で灰色に」など福島原発震災に対する思いを書く。
○ それに加えて以下のようなひとことを添えて結びとする。
- 「早く強制捜査を」
- 「どうして起訴しないのですか?」
- 「早く責任者の刑事責任を!どんどん証拠隠滅されてしまいます」
- 「東電本社の家宅捜査をしてこそ東京地検!」
- 「原発に家宅捜査に入ってください!」
- 「現場調査を」
- 「これでも法治国家といえますか?」
- 「海外でひんしゅくを買っています」
等々、心を込めて書きましょう!
○ 差出人の住所・氏名も、出来るだけ書く方が効果的です。
○ 仮に不起訴の決定が出ても、それへの異議を唱える文面に変えて、引き続き送ってください。
2013年8月7日水曜日
ブックレット「これでも罪を問えないのですか!」を発刊します!
2013年8月末、私たちの想いが詰まったブックレットが発行されます。提出した約7000通の陳述書の中から、50通を抜粋しました。子どもから高齢者までさまざまな立場から、福島原発事故の責任を強く問いかけます。ぜひ多くの方に読んでいただきたいと思います。そして「福島原発事故の責任は、責任ある人たちに必ず取らせるべき!」「このまま、うやむやにすべきではない!」の世論を高め、検察の背中を力強く押そうではありませんか。
全国の書店にてご予約ください。
福島原発告訴団の事務局でも販売いたします(送料無料)。下記に注文票があります。必要事項を明記して、メールかFAXでお申し込みください。
福島原発告訴団・編
これでも罪を問えないのですか! 福島原発告訴団50人の陳述書
版形:ブックレットサイズ約130ページ
定価:840円(本体800円)
発行:(株)金曜日
ISBN:978-4-906605-91-0
ブックレット注文票(PDF) ←注文票のPDFはこちらをクリックください!
2013年8月5日月曜日
「強制捜査はまだか!!告訴受理から1年を迎えて」開催!
8月4日、告訴受理1周年記念イベントが行われる直前の、12時28分頃に大きな揺れ! 携帯電話の緊急アラームがあちこちで鳴り響き、いわき市文化センターも長く長く揺れ続けました。その後、「宮城県沖M6.0、震度5強(浜通りは震度4)」であることがわかりましたが、「311を決して忘れるな!」と警告を受けたように感じる幕開けでした。
当日の来場者は300人を超え、「あきれ果てても諦めず、しぶとく、粘り強く、起訴を求めていく」姿勢を、再確認しました。
■「nomorefukushima2011」さんのYouTubeの映像はこちらから。
■IWJ-FUKUSHIMAの映像はこちらから。
2013/08/04 【福島】強制捜査はまだか!! 告訴受理から1年を迎えて~福島原発告訴団による、集会とデモ
■プログラム
・団長 武藤類子さん 挨拶・現状についてのスライドショー
・広瀬隆さんゲストスピーチ
・河合弘之弁護士から報告
・福島の告訴人のスピーチ(村田 弘さん、千葉由美さん、浅田眞理子さん)
・神田香織さんのスピーチ
<休憩>
・李 政美(イ・ヂョンミ)さんミニコンサート
・海渡雄一弁護士から報告
・保田行雄弁護士から報告
・合唱「われらゆるがず」 歌唱指導 菅野ゆう子さん
・集会アピール 佐々木慶子さん
・閉会挨拶 副団長 佐藤和良さん
集会終了後、いわき駅前までデモ行進を行いました。
■報道
福島、東電起訴求め300人集会 告訴から1年(東京新聞)
福島、東電起訴求め300人集会(ロイター)
責任追及へ決意新た 原発告訴団がいわきで集会(福島民友新聞社)
■ブログ(風下の会 福島)
8月4日 福島原発告訴団 告訴受理1周年集会、デモ
■集会アピール
福島県民1324人が、苦悩の中から声を挙げた告訴の受理から1年の月日が経ちました。私たちは、続いて立ち上がった第二次告訴・告発人と合わせて14716人の大告訴団となりました。
そして、今日まで数々の行動を重ねてきました。
集会、デモ、地検包囲、東電抗議、全国署名、証拠資料の提出…。
日本中の目がこの事故の責任追及に向けられ、検察の起訴を待ち望んでいます。
しかし、何度も何度も私たちが要求した強制捜査は未だに行われず、起訴もされません。
福島の事故の被害は甚大です。
失われたたくさんの命、家、生業。
引き裂かれた家族や地域、ささやかな楽しみ。
その被害は今も続き拡大しています。
海へ空へ放出され続ける放射能。
溜まり続ける汚染水。
山積みされる除染土。
警戒区域の再編、補償の打ちきり、促される帰還。
子どもたちの甲状腺癌の多発。
原発や除染作業員たちの被曝と危険手当の不払い。
あえて、たなざらしにされてきた「原発事故子ども・被災者支援法」
そして原発再稼働、海外への輸出。
曖昧にされている事故の究明、なされない事故への責任追及は更なる悲劇を生んでいきます。
このような事故を二度と繰り返さないために、誰かの犠牲を強いる社会を変えるために、責任を負うべき人々には民主主義のしくみの中で過ちを償ってほしいのです。
おびやかされる命、暮らし、未来を前に私たちは諦めるわけにはいきません。
人としての尊厳を取り戻し、地球に生きるあらゆる命への責任を少しでも果たすために、分断の闇を乗り越えともに歩んでいきましょう。
2013年8月4日
福島原発告訴団『強制捜査はまだか!!~告訴受理から1年を迎えて~』集会参加者一同
2013年8月1日木曜日
「福島地検要請行動」行いました!
福島地検に集まったのは30数人。代表者が地検に入って要請を行いました。
福島地検は、相変わらず放射線量が高いままです。日々、この地で働く方々に、私たちの想いが伝わらないはずがありません。
当日の要請行動の模様は、こちらのサイトでも見ることができます。
■ブログ(風下の会 福島)
8月1日福島地検前行動しました
8月1日福島地検前行動しました
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