「福島民友」新聞(8月10日、30面)『原発不起訴へで「強制捜査せず」に不満』の記事内に、武藤類子団長のコメントが掲載されましたが、コメントに重大な誤りがあったため、福島民友新聞社に対して厳重抗議を致しました。
この記事は、「原発事故 全員不起訴へ」(朝日新聞8月9日)の報道について電話でコメントを求められ、団長が答えたものでした。
記事では、『武藤団長は「今は業務上過失致傷といえないとしても、原発事故による甲状腺がんなどの発症リスクも否定できない」と懸念を…』と書かれています。これは「今は業務上過失致死傷といえない」と「検察」が判断した、という報道についての反論のコメントだったのですが、告訴団が「業務上過失致死傷に問えないと考えている」と読者に受け取られかねない記事となっていることに抗議致しました。
また私たちは、極めて正当な要求として、「強制捜査の上で起訴せよ」と訴えています。「不満を漏らした」という言葉では、私たちの「憤怒」を表現するには弱く感じました。検察には、強く、強く、起訴を求めています。