2014年10月1日水曜日

930「起訴へ!院内集会&東京地検包囲」行動!

 
9月30日、福島県からは3台のバスを用意して行われた「起訴へ!院内集会&東京地検包囲」行動は、全国各地から駆けつけた方々も加えて約350人の参加がありました。
 
12時から参議院議員会館講堂で行われた院内集会では、弁護団3人から報告がありました。
  • 海渡雄一弁護士「検察審査会議決書の解説と知見提出の上申書について」
  • 河合弘之弁年「吉田調書の汚染水対策、津波対策の部分について」
  • 保田行雄弁護士から「今後の被害者運動について」
参議院議員会館 院内集会配布資料
 
東京地方検察庁提出上申書
 
福島から駆け付けた告訴人の3人(工藤悦子さん、管野千代子さん、菅野つねよしさん)からは、原発事故によって一変してしまった現状の報告と共に、「なぜ起訴されないのか」と胸を打つ力強いアピールがありました。ゲストの広瀬隆さん、落合恵子さんからも適正な捜査と起訴を求めるスピーチがあり、院内集会は大盛況で終わりました。
 
■当日の動画
 
集会の途中で、弁護団と副団長は東京地検に向かい、佐藤・古宮両検事と面談。上申書を提出しました。
被疑者たちは、原発事故を予見できた。注意義務があり、いくらかかるのか試算まで行いながら、対策をとらなかった。開示された吉田調書は証拠の宝の山である。ぜひ精査してほしい。花火工場と原発とでは、予見可能性を基礎付ける会社担当者の能力にも注意義務にも大きな違いがある。本件は、検察が自らすっきりと起訴すべき事件である。…など両検事に対して、弁護団から捜査の要望が伝えられました。
 
この間、東京地検の前では、参加者たちのアピールが続きました。最後には全員でシュプレヒコール。
「地検自らが起訴せよ!」
「強制捜査をせよ!」
「被疑者4人を起訴せよ!」
「原発事故の責任を追及せよ!」
 
検察が被疑者たち(勝俣,武黒,武藤,小森)を起訴するまで、私たち福島原発弁護団は訴えを続けます。正義が行われますように、これからもご支援よろしくお願いいたします。