2018年2月6日火曜日

第2回公判集会報告(1)

地裁前行動

佐藤和良支援団長 あいさつ
厳しい寒さの中、福島をはじめ全国からお出かけいただきまして誠にありがとうございます。
7年前の3月11日、多くの人たちが生活を引き裂かれ、全国に避難せざるを得ないほどの原発過酷事故。それを引き起こした責任を取らせるのがこの刑事裁判です。多くの人が、住宅を奪われ、あるいは家族が離れ離れにならざるを得ない状況にいまだに置かれています。
この刑事裁判が、そうした多くの被害者が救済されるための基礎になるたたかいだと思っています。
今日は第2回公判を迎えました。証人尋問がはじまります。今日の証人は、東電の事故調査報告書をまとめた社員だそうです。本当のことをどこまで話すのか重大な関心があります。今日の証人がきちんと事実を述べ、なぜこの事故に至ったのか、きちんと証言してほしいと思います。
4月から6月に13回の期日が指定されました。この東京地裁に駆け付け、真実が明らかになるよう、みんなで監視し、傍聴を続けていきたいと思います。
今日一日みなさん体に気を付けて、傍聴活動元気にやっていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

庄司郁子さん 署名の第1回提出について
福島原発告訴団は2012年に告訴をしました。13年に不起訴にされましたが、14年に検察審査会が一般市民の感覚をもって、起訴相当の議決を出しました。検察はまた不起訴にしましたが、再び検察審査会が、「起訴すべき」という市民の判断を下してくださり、いまこの裁判につながっていきました。
一般市民の感覚を地裁に届けるために署名活動を始めました。開始1か月半で3,127筆集まりました。さらに、海外の声も集めるため、英文の署名を準備しています。
今日はこれを提出して、一般市民の感覚は、東電に刑事責任を取らせることが当たり前だという事を知らせたいと思います。どうぞみなさんもできる限り署名活動を広めてください。

院内集会 動画

呼びかけ人 神田香織さん(講談師)スピーチ

映画「福島は語る」 土井敏邦監督スピーチ

甫守・海渡・大河弁護士による第2回公判の報告