■被告発人目録
- 武藤 栄 東京電力株式会社前・取締役副社長(~2011年6月)原子力・立地本部長
- 勝俣 恒久 東京電力株式会社 取締役会長(~2012年6月)
- 皷 紀男 東京電力株式会社 取締役副社長(~2012年6月)福島原子力被災者支援対策本部長兼原子力・立地本部副本部長
- 西澤 俊夫 東京電力株式会社 取締役社長(~2012年6月)
- 小森 明生 東京電力株式会社 常務取締役(~2012年6月)原子力・立地本部副本部長兼福島第一安定化センター所長
- 清水 正孝 東京電力株式会社 前・取締役社長(~2011年6月)
- 藤原 万喜夫 東京電力株式会社 常任監査役(~2011年6月)・監査役会会長
- 古谷 昌伯 東京電力株式会社 取締役(~2012年6月)
- 高橋 彰 東京電力株式会社 常務執行役(~2012年6月)
- 片岡 和久 東京電力株式会社 常務執行役(~2012年6月)
- 横田 昌史 東京電力株式会社 常務執行役(~2012年6月)
- 下河邉 和彦 東京電力株式会社 取締役会長
- 廣瀬 直己 東京電力株式会社 代表執行役社長、取締役、執行役
- 相澤 善吾 東京電力株式会社 代表執行役副社長取締役、執行役取締役副社長
- 山口 博 東京電力株式会社 取締役代表執行役副社長
- 石崎 芳行 東京電力株式会社 代表執行役副社長
- 嶋田 隆 東京電力株式会社 取締役、執行役
- 内藤 義博 東京電力株式会社 取締役
- 數土 文夫 東京電力株式会社 取締役
- 能見 公一 東京電力株式会社 取締役
- 小林 喜光 東京電力株式会社 取締役
- 樫谷 隆夫 東京電力株式会社 取締役
- 藤森 義明 東京電力株式会社 常務執行役
- 佐野 敏弘 東京電力株式会社 常務執行役
- 村松 衛 東京電力株式会社 常務執行役
- 新妻 常正 東京電力株式会社 常務執行役
- 武部 俊郎 東京電力株式会社 常務執行役
- 増田 祐治 東京電力株式会社 常務執行役
- 山崎 剛 東京電力株式会社 常務執行役
- 住吉 克之 東京電力株式会社 常務執行役
- 姉川 尚史 東京電力株式会社 常務執行役
- 壹岐 素巳 東京電力株式会社 常務執行役
- 法人としての東京電力株式会社
人の健康に係る公害犯罪の処罰に関する法律(公害罪法)
■告発プレスリリース ←クリックください。
本日、告発したのは、団長・副団長ら3名の福島県民(今後、追加の告発人の募集を始めます)。
東電は2011年6月17日、政府から検討を求められた「原子炉施設を囲む遮水壁の設置」について計画を策定したものの、株主総会を前にして「1000億円」という工事費を計上することで、債務超過、経営破綻となることを危惧し、中長期的対策として問題を先送りにしました。その後、約2年間にわたり、抜本的対策を講ずることなく放置。またこの危機的な状況を、政府規制担当者らに説明することもありませんでした。
この東電による犯罪的行為の結果として、放射能汚染水が太平洋に流出。漁業関係者はもちろんとして周辺住民を恐怖と絶望に陥れ、さらには国際問題にもなろうとしています。
現在、福島原発告訴団の告訴は不起訴へ…というリーク記事が流れています。これらの記事の真偽は不明ですが、こうした流れが、「我々は何をしても罪に問われることはないのだ」と、東電関係者を思いあがらせる結果となり、今回の二次被害を生んだのではないでしょうか。
仮設タンクを、強度と安全性を備えた堅牢なタンクに切り替えることもなく放置し、四方遮水壁も着工せず、漏れた水をせき止める周囲のコンクリート堰の排水弁は開け放したまま…。このように、誰が聞いても呆れるばかりの杜撰な対応が、金輪際、二度と起きぬように、厳格な処罰をお願いしたいと思います。
私たちは、今回、検察ではなく福島県警に告訴しました。事故当時、いのちがけで人命救助や避難誘導の任にあたってくださった警察官のみなさんなら、私たちの訴えを真摯に受け止めていただけると信じてのことです。汚染水流出事件は、極めて明らかな犯罪です。早急に告訴を受理し、強制捜査の上、起訴につなげていただけることを、心から願っております。
■報道
東電、費用公表に難色 「四方遮水壁 1000億円規模」(東京新聞)
汚染水、公害処罰法に違反 東電社長ら刑事告発へ 福島県民(東京新聞)
原発汚染水:告訴団、福島県警に告発状提出(毎日新聞)
被災者らが東電社長らを刑事告発 福島原発の汚染水漏れ(朝日新聞)
汚染水漏れ、東電と幹部を告発…福島の住民団体(読売新聞)
福島告訴団、東電の対応批判 汚染水巡り現旧幹部を告発(日本経済新聞)
東電と新旧幹部32人の告発状提出 福島告訴団(産経新聞)
東電の刑事責任を問う告発(NHKニュース)
汚染水問題が事件に 福島住民、東電経営陣を公害罪で刑事告発(田中龍作ジャーナル)