2014年7月31日木曜日

【速報】弁護団 海渡雄一コメント
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 2014/07/31
           コメント
                  弁護団 海渡 雄一
今回の決定は福島の人々の被害の重みを理解して出された画期的なものである。
東京電力の役員には、高度の注意義務があることを認めたことは画期的である。
推本には高い権威があることを認めた。
東京電力が推本に基づく対策を実施しようとしていたにもかかわらず、停止のリスクをおそれ、土木学会に検討を委ね、時間稼ぎをしていたと断罪している。
この決定を受け、検察はかならず、4人について起訴して欲しい。
検察が再度の不起訴に持ち込もうと、強制起訴の流れは変わらないだろう。
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注*「推本」とは、「地震調査研究推進本部」の略。
www.jishin.go.jp/ 地震調査研究推進本部は、政府の特別の機関で、我が国の地震調査研究を一元的に推進しています。

【速報】東京第五検察審査会 議決書

本日7月31日に東京第五検察審査会が出した、「起訴相当」を含む議決について、「議決書」を公開いたします。

 

■議決書(PDF)

【速報】記者会見を行います

福島原発告訴団は、本日7月31日、東京第五検察審査会が「起訴相当」を含む議決を出したことについて、福島市にて緊急記者会見を行います。

        記

日時: 7月31日 17:00より
場所: 福島県庁内 県政記者室

記者会見の模様は、IWJ福島で中継されます。
http://www.ustream.tv/channel/iwj-fukushima1

【速報】 検察審査会、「起訴相当」の議決!

本日7月31日、東京第五検察審査会は、福島原発告訴団が不起訴を不服として申立てていた東電旧経営陣6人のうち、3人について「起訴相当」、1人について「不起訴不当」、2人について「不起訴相当」という議決を出しました。
「起訴相当」と「不起訴不当」議決の出た4人について、検察庁は再捜査を行い、改めて起訴をするかどうかの判断をします。

起訴相当議決
・勝俣 恒久    東京電力株式会社取締役会長(肩書は告訴当時)
・武藤 栄   東京電力株式会社 前・取締役副社長原子力・立地本部長(肩書は告訴当時)
・武黒 一郎   東京電力株式会社 元・取締役副社長原子力・立地本部長(肩書は告訴当時)

不起訴不当議決
・小森 明生   東京電力株式会社 常務取締役 原子力・立地本部副本部長兼福島第一安定化センター所長
(肩書は告訴当時)
 

申立について詳しくはこちら
http://kokuso-fukusimagenpatu.blogspot.jp/2013/10/blog-post_16.html 

2014年7月27日日曜日

【8・8打ち水アクション】のお知らせ!

福島原発告訴団から、夏のアクションのお知らせです。8月8日東京、8月27日福島と、2つのアクションを企画しました。告訴人のみなさま、支援者のみなさま、このアクションに、どうぞご参加ください!

◆8月8日 東京
8月8日、ハッパをかけにまいります。
(1)検察審査会東京地検行動(検審から地検に変更しました)
(2)東電前「汚染水」打ち水抗議行動

8月8日(金)
12:00 東京地検前集合<スピーチ、上申書提出>
13:00 東電前行動<スピーチ・シュプレヒコール、水まき>
13:45 終了

<東電前・打ち水抗議アクション>
本物の汚染水は使用できません。普通の水で行います(容器に汚染水を示すラベルを貼り代用)。
うちわ、ペットボトル、バケツ、柄杓かその代わりになるものなど、自由なアイデアでお持ちください。

<福島県からは貸切バスが走ります!>
7:00(福島駅西口)⇒8:00(郡山教組)⇒12:00(東京地検前到着)⇒14:00(東電本社出発)⇒帰路
バス代1500円 お申し込みは080-5739-7279まで。



◆8月27日 福島
8・27福島県警への激励行動
8月27日(水)
12:00 福島駅前集合、スピーチ
12:30 デモ、歩道を歩いて福島県警へ
13:00 上申書提出、隣の公園で参加者の1分間スピーチで交流会
13:30 終了

福島原発告訴団が汚染水告発を行っている福島県警に対して、「豊かな海を(なんとか)守って!」というアピールを行います。魚のコスチュームや大漁旗など、工夫を凝らしてご参加ください。


8・8打ち水アクションチラシ クリックしてダウンロードください。

2014年7月15日火曜日

東京第五検察審査会へ 上申書提出!

7月15日15:00に、東京第五検察審査会へ上申書を提出いたしました。

前回の記事で「これで最後の上申書」とお伝えしましたが、検察審査会の言い分は変わっておりました。「上申書の提出期限を7月15日と言ったのは、検審事務局の質問への回答期限のこと。新しい上申書なり、意見を提出するのであれば、8月末でも受け取る」とのことでしたので、「今後、新しい上申書を提出した場合でも、委員に見せる」という確認をとりました。また、「重大かつ大事な質問を7日と11日に送付してきて15日までに回答しろと言うのは、不当だ」という抗議もしてまいりました。

委員会の進捗状況については、教えてもらえませんでしたが、やはり、議決が出るのは近いと思われます。検察審査会へのハガキは「たくさん届いています。委員に見せています」とのこと。みなさん、検察審査会が誠実な判断を下せるよう、これからも声援を送りましょう。



■提出した上申書は以下のとおりです。
■上申書(1) 岩波書店『世界』7月号より
■上申書(2) 申立人らへの尋問を行うことを求める
■上申書(3) 検察審査会事務局からの質問に対する回答
 * 7月15日18:15、上記上申書の番号を訂正しました。
  それぞれの上申書の内容に変更はありません。

■報道
福島原発告訴団、上申書を提出 審査立ち会い求める(日本経済新聞)

2014年7月11日金曜日

【緊急】7・15 これで最後の上申書提出!

川内原発再稼働に原子力規制院会から合格証が出されようとし、集団的自衛権行使容認の閣議決定を受けて衆参で1日だけの審議が始まるなど、世の中が、悪い方向、悪い方向へと、なりふり構わず動かされようとしています。民主主義の崩壊というよりも、日本はそもそも民主主義の国ではなかったのだと、気付かされるこの頃です。

そんなところへ、東京第5検察審査会の事務局より、「上申書は7月15日までしか、受け付けない」との連絡がありました。
みなさまにはご多忙の中、たいへん申し訳ありませんが、7月15日(火)14:30に東京地裁前にお集まりください! 検察審査会へ最後の上申書を提出します。「被害者の声を聞いてほしい」と、共に訴えましょう。


<これで最後の上申書提出・みなさま、結集ください>

14:30 東京地裁前に集合 
      地裁前にて、アピール行動  (14:30~15:00まで)

15:00 上申書を提出  

15:30 記者会見 (東京の司法記者クラブ)

*引き続き、検察審査会へのハガキ送付をお願いします。

6・28福島原発告訴団第3回総会開催。

6月28日、郡山市民文化センター集会室にて、福島原発告訴団の第3回総会が開催されました。当日は、石丸小四郎副団長が『事故から3年目 被害の深刻さ十の特徴』というテーマで記念講演を行いました。


石丸さんの富岡町の自宅は、今も「居住制限区域」で、現在はいわき市で避難生活を送っています。長年にわたる原発反対運動と原発事故の経験から、石丸さんは、「事故から3年目、被害の深刻さ10の特徴」をまとめました。

■事故から3年目、被害の深刻さ10の特徴
  1. 複合災害として 原発震災が現実となった
  2. 多数の原子炉が連続的に爆発し、広範囲に深刻な放射能汚染をもたらした。
  3. 多数の原発事故関連死をもたらした 。
  4. 多数の人びとを被曝させ、健康被害のリスクを拡大させている。
  5. 陸地の 放射能汚染が 深刻な被害をもたらした。
  6. 海洋の放射能汚染が 深刻な被害をもたらし、汚染の拡大が進んでいる。
  7. 事故収束の目処が全く立っていない。
  8. 事故収束、処理のため ぼう大な被曝労働 が必要となっている。
  9. 金銭的側面だけでも 数十兆円以上の損失をもたらしている。
  10. 様々な 社会的な対立、分断を引き起こしている。
そして誰一人として責任を取らず、原発はベース電源、再稼働、原発輸出、核燃料サイクルは強行、 原子力関係政府予算は増えている。
これでは“原発事故 焼け太り政策”だ!!
 

告訴団総会_河合弁護士スピーチ要旨

■第3回総会 決議文