■ 徹底した再捜査と起訴を求める上申書(PDF)
- 検察官は,東京電力に対して直ちに捜索を含む強制捜査を実施すべきである。
- 検察官は,被疑者勝俣,武黒,武藤,小森について,再度取調を行うべきである。
- 検察官は,十分な捜査を行うために検察審査会法41条の2 第2項に基づき,再捜査の期間について延長を必要とする期間(3ヶ月が適当であると思料する)とその理由を通知するよう求める。
- 検察官は,検察審査会の議決に示された市民の良識に耳を傾け,不起訴の判断を見直し,被疑者勝俣,武黒,武藤,小森について起訴せよ。
東京地検前では、武藤団長、佐藤副団長以下、駆け付けたみなさんが次々とスピーチ。市民の力で再捜査が始まったことに感謝する言葉も多く聞かれ、「東京第5検察審査会の議決を重く受け止め、強制捜査を含む厳正な再捜査を行い、必ず被疑者を起訴してください」と、口々に訴えました。
福島からのバスは都内の渋滞に巻き込まれ、東京地検前集会に駆けつけることができませんでした。しかし車中は、昨年9月の不起訴処分決定以来、初めて明るい笑顔にあふれていました。「起訴相当と不起訴不当が4人。これは久々のクリーンヒットだ。しかしまだ、塁に走者が出たに過ぎない。これから起訴に進塁し、裁判で罪を問い、有罪にする。走者を本塁に迎えるまで、諦めずに声を出し続けよう」と参加者からの弁。
その後、東電本社前に移動し、用意した『汚染水』というラベルを貼った水道水を使って、抗議の打ち水行動を行いました。
ようやく到着した福島バス組も加わり、「東電は罪を認めろ!」「汚染水を流すな!」のシュプレヒコール。福島参加者からは、「お金はいりません。福島を元に戻してください」という悲痛な訴えが響きました。
参加されたみなさん、暑い中のアクション、お疲れさまでした。今後、検察の手で被疑者4人を起訴し、裁判に持ち込むまで、たゆまぬ努力をしてまいりましょう。私たちの抗議の積み重ねが、検審の扉を開いたことを忘れず、歩みを止めずにいきましょう。みなさん、ありがとうございました。
※ 写真提供は、「福島原発告訴団サポーター」と「ふぇみん婦人民主新聞」のみなさまです。ご提供ありがとうございました。