2015年5月6日水曜日

添田孝史さんの「意見書」提出しました!

▲添田孝史さん

サイエンスライターで元国会事故調協力調査員の添田孝史さんが書かれた「意見書」を、4月6日、第5検察審査会に提出しました。

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東京第5検察審査会 御中

高い津波が福島第一原子力発電所(以下,「福島第一」という)を襲う可能性は,平成9年(1997年)以降,複数の政府機関により指摘されていた。規制当局や東京電力株式会社(以下,「東電」という)は,それを知っていたのに原発の津波対策になぜ生かさなかったのか。その判断は誰が,どの時期に,どんな理由で下したのか。事故から4年も経つのに,まだわかっていないことがあまりに多い。政府や東電の責任を明らかにする刑事裁判が開かれなければ,多くの謎を残したまま,幕引きされてしまう。それでは被害者の納得は得られない。また東電福島原発事故の後始末や,それに伴う膨大な負担は次世代に押し付けられる。彼らは「事故を引き起こしただけでなく,なぜ責任をあいまいにしたまま検証を放棄したのか」と後年我々を非難するだろう。捜査権限を持つ指定弁護士による刑事裁判によって,事故を引き起こしたプロセスを明確にし,責任の在処を追及するのは我々の世代の義務である。
 
◯特にわかっていないことが多いのは,以下の三つの時期である。

1)平成9年(1997年)から平成14年(2002年)にかけて
2)平成20年(2008年)ごろ
3)平成22年(2010年)
 
・・・・・気になるこの続きは⇒ 添田孝史さん「意見書」PDF (5ページ)