6月15日午前、福島検察審査会に、「東京電力福島第1原発放射能汚染水海洋放出事件」について、追加の2357人による第2次申立と起訴相当の議決を求める上申書を提出しました。これで、第1次申立の3人に加えて2360人による申立となります。このように多くの市民が、汚染水放出事件の解明を願っていることをご留意いただきたいと思います。
東電は汚染水問題に対して、初動の判断を誤り、その後も対応を遅らせ、凍土遮水壁という杜撰な手段を選択し、今また、トリチウム汚染水の海洋放出という安直な方法も検討しています。一刻も早く汚染水を止める抜本的な対策が必要だったときに、1円でも安くあげるために対応を誤ったのではないか、このことを司法の場で明らかにすることが、これからの汚染水対策においても大切だと私たちは考えています。また、不起訴処分とした福島地検の判断が、事実誤認の上に形成されていることも指摘しています。
福島県民からなる福島検察審査会のみなさまが、正しい判断をしてくださることを願って新たな上申書を提出しました。
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