ネットから署名できるようになりました。
右上のタブ「署名」から、署名用紙のダウンロードもできます。
紙で集めた署名は、お手数ですが福島原発刑事訴訟支援団まで郵送ください。
福島原発告訴団は、東京電力福島第一原子力発電所の事故により被害を受けた住民で構成し、原発事故を起こし被害を拡大させた責任者たちの刑事裁判を求めて2012年、福島地方検察庁へ告訴を行いました。検察庁が全員を不起訴とするも、市民からなる検察審査会は強制起訴を決定しました。2017年6月30日に初公判が開かれ、刑事裁判がスタートしました。
2017年12月14日木曜日
2017年12月11日月曜日
第6回福島原発告訴団総会終了
2017年12月10日、ビッグアイにて「第6回福島原発告訴団総会」が行われました。
今年はやっと初公判が開かれ、来年には1月と2月に3回の公判が予定されています。ようやく動き始めた裁判に、断固として『厳正な判決を求める』世論を、大いに高めていかねばならないという思いを共有しました。
この日、署名用紙が初披露。サイトからもダウンロードできるようになりました。ぜひ、たくさんの署名をお願いいたします。公判の度、裁判の判決が出るまで署名を提出し続けます。
第2部は、サイエンスライターの添田孝史さんから「東電を助けた『国策』手抜き捜査」の講演。安全よりも経営を優先した東電は、2010年当時、福島原発3号機で開始されようとしていたプルサーマルの運転承認を優先するあまり、津波評価や対策事業をすべて後まわしにしていました。そのことを福島県も承知していた節があります。そして事故後も東電は重要な報告書の存在を隠し、責任逃れをしていました。政府事故調や検察も、東電の責任逃れを助けていたと思われます。その事実が少しずつ解明されています。これからも、情報開示や内部告発等で東電の真実が表に出てくることを期待しています。
■講演の模様はこちら
■講演資料
■添田孝史さんの新刊のご案内
東電原発裁判――福島原発事故の責任を問う (岩波新書)
内容紹介
2017年春、司法が大きな一歩を踏み出した。福島原発事故における東京電力の刑事責任を問う初公判が開かれたのである。検察が持つ膨大な証拠やデータで明かされる事実とは何か。津波の予見は不可能とする被告の主張は真実なのか。各地で継続中の民事訴訟とともに、未曽有の事故をめぐる一連の裁判をレポートする。
2017年12月10日日曜日
東京電力福島原発刑事訴訟「厳正な判決を求める署名」始まります!
2017年12月10日、東京電力福島原発刑事訴訟に「厳正な判決を求める署名」が始まりました! まずは、署名用紙をダウンロードください。裁判の判決日まで提出し続けますので、随時郵送ください。また、ネット署名も始まり次第、お知らせいたします。
※ 署名用紙のダウンロードはこちらから👉 署名
署名の説明 |
署名用紙 |
※ 署名用紙のダウンロードはこちらから👉 署名
2017年12月8日金曜日
第二回公判は1月26日!
東京地裁は、第二回公判期日を来年1月26日午前10時からと指定しました。
傍聴整理券配布時間はまだ発表されていません。分かり次第お知らせいたします。また、第二回公判期日には、福島発のバスも出す予定です。
東京地裁は、合わせて第三回、第四回の期日も指定しました。報道によれば、1月以降は、検察官役の指定弁護士が請求した証人への質問が相次いで行われる予定で、東電の社内で津波対策を検討していた社員や、東電の事故調査報告書をとりまとめた社員、津波のメカニズムに詳しい大学教授など、あわせて14人が呼ばれるとのことです。
第二回公判期日 2018年1月26日(金)10:00~
第三回公判期日 2018年2月 8日(木)10:00~
第四回公判期日 2018年2月28日(水)10:00~
傍聴整理券配布時間はまだ発表されていません。分かり次第お知らせいたします。また、第二回公判期日には、福島発のバスも出す予定です。
東京地裁は、合わせて第三回、第四回の期日も指定しました。報道によれば、1月以降は、検察官役の指定弁護士が請求した証人への質問が相次いで行われる予定で、東電の社内で津波対策を検討していた社員や、東電の事故調査報告書をとりまとめた社員、津波のメカニズムに詳しい大学教授など、あわせて14人が呼ばれるとのことです。
第二回公判期日 2018年1月26日(金)10:00~
第三回公判期日 2018年2月 8日(木)10:00~
第四回公判期日 2018年2月28日(水)10:00~
添田孝史さん講演「東電を助けた『国策』手抜き捜査」
告訴団は、12月10日に郡山市にて、記念講演会を開催します。
この間、粘り強く福島原発事故に関する調査活動を続けられ、11月21日に『東電原発裁判』(岩波新書)を発表された添田孝史さん(サイエンスライター)から、新たな資料に基づき、隠されてきた事実を明らかにする講演をしていただきます。演題は、「東電を助けた『国策』手抜き捜査」です。
みなさまのご参加をお待ちしております!
福島原発告訴団 記念講演会
(日時)12月10日(日)15:00~16:30
(場所)郡山ビックアイ7階 市民交流プラザ 大会議室1
(郡山市駅前二丁目11-1)
(講師)添田孝史さん(サイエンスライター。元国会事故調協力調査員)
(演題)「東電を助けた『国策』手抜き捜査」
*予約必要なし、参加費無料
この間、粘り強く福島原発事故に関する調査活動を続けられ、11月21日に『東電原発裁判』(岩波新書)を発表された添田孝史さん(サイエンスライター)から、新たな資料に基づき、隠されてきた事実を明らかにする講演をしていただきます。演題は、「東電を助けた『国策』手抜き捜査」です。
みなさまのご参加をお待ちしております!
福島原発告訴団 記念講演会
(日時)12月10日(日)15:00~16:30
(場所)郡山ビックアイ7階 市民交流プラザ 大会議室1
(郡山市駅前二丁目11-1)
(講師)添田孝史さん(サイエンスライター。元国会事故調協力調査員)
(演題)「東電を助けた『国策』手抜き捜査」
*予約必要なし、参加費無料
2017年11月8日水曜日
「東電元幹部刑事裁判初公判報告会」開催中
10月29日会津、11月5日郡山会場の報告会が終わり、残すところ、11月19日の福島会場のみとなりました。この裁判で何が争点となっているか、できるだけわかりやすくお伝えしています。どうぞ、福島会場へお越しください。裁判で明らかになった事実を知っていただき、東電が行ってきたことと行わなかったこと、そして検察側が隠してきたことを広めてください。それがこの裁判の決め手となります。どうぞ、応援ください。
■福島会場
福島 11月19日 (日)14:00~16:00
福島市市民会館 和室 (福島市霞町1-52)
問合 080-5563-4516(ささき)
予約不要・入場無料です
主催 福島原発刑事訴訟支援団
福島県田村市船引町芦沢字小倉140-1
(支援団・告訴団事務局)
Eメール info@shien-dan.org
電話 080-5739-7279
HP https://shien-dan.org
■福島会場
福島 11月19日 (日)14:00~16:00
福島市市民会館 和室 (福島市霞町1-52)
問合 080-5563-4516(ささき)
予約不要・入場無料です
主催 福島原発刑事訴訟支援団
福島県田村市船引町芦沢字小倉140-1
(支援団・告訴団事務局)
Eメール info@shien-dan.org
電話 080-5739-7279
HP https://shien-dan.org
2017年10月13日金曜日
東京地裁へ、傍聴整理券(抽選券)配布時間の見直しを要請しました
東京電力福島原発事故刑事訴訟
傍聴整理券配布時間に関する要請書
2017年10月12日
東京地方裁判所 刑事第4部 御中
裁判長 永渕健一 様
事件番号 平成28年刑(わ)374号
福島原発刑事訴訟支援団
福島原発告訴団
福島原発告訴団弁護団
私たちは、本件被告人らを告訴・告発した福島県民などからなる団体です。本件において被害者とは認定されなかったものの、事故の刑事責任について強い関心をもち続け、今日に至ります。
2017年6月30日に開かれました第一回公判期日では、傍聴整理券の配布時間は、午前7時30分から8時20分の間とされました。しかしこの時間では、福島駅から始発の新幹線に乗っても間に合いません。新幹線駅から遠い地方の住民はなおさらです。
そもそも本件訴訟の発端となった告訴・告発は、2012年に福島地方検察庁に行ったものであり、翌2013年、不起訴処分がなされる約1時間前に福島地方検察庁が東京地方検察庁に移送をしたために、管轄が東京地方裁判所となった経緯があります。
福島原発事故の最大の被害地域は紛れもなく福島県です。当然、その刑事責任について最も大きな関心を寄せているのが福島県民であるといっても差し支えはないと思います。その地域の住民が傍聴をすることが非常に困難な状況にあるといえます。
審理を映像中継あるいは録画でも見ることができるならこのような事態は解消されますが、それが叶わないのであれば、ぜひ、上記の事情も斟酌いただき、第二回公判以降の期日については、その傍聴整理券の配布時間の見直しを行っていただきたく要請いたします。
以上
2017年10月4日水曜日
東電元幹部刑事裁判初公判報告会2017 <会津・郡山・福島>
☆ちらしはこちらからダウンロードできます☆
https://drive.google.com/file/d/0B6V4ZwGwBEaxQS0xRHN3VjF4ems/view?usp=sharing
2017年6月30日、東電福島原発事故の責任を問う刑事裁判がとうとう始まりました!
初公判ではこれまで隠されてきた驚きの証拠が次々に示されました。
あらためて原発事故を正面から問い直し、この裁判を見つめ広げていくために、ともに学びましょう!
会津 10月29日(日)14:00~16:00
会津労働福祉会館 3F 中会議室 (会津若松市西栄町7-9)
問合 090-7567-6588(かたおか)
*会場には駐車場がありません。最寄りの有料駐車場をご利用ください
*会場はエレベーター無しの3階です。
郡山 11月 5日 (日)14:00~16:00
郡山教組会館 会議室 (郡山市桑野2-33-9)
問合 080-5558-5335(へびいし)
福島 11月19日 (日)14:00~16:00
福島市市民会館 和室 (福島市霞町1-52)
問合 080-5563-4516(ささき)
3会場とも予約不要・入場無料です
主催 福島原発刑事訴訟支援団
福島県田村市船引町芦沢字小倉140-1
(支援団・告訴団事務局)
Eメール info@shien-dan.org
電話 080-5739-7279
HP https://shien-dan.org
2017年9月2日土曜日
「東電元幹部刑事裁判が始まった! 9.2東京集会」開催
9月2日、田町の交通ビルで「東電元幹部刑事裁判が始まった! 9.2東京集会」が開催されました。集会では、海渡雄一弁護士が6月に開かれた初公判の内容や争点を、パワーポイントを使って詳しく説明。「このパワポのデータは共有します。誰でもデータを使って説明できるようになってください。『津波は防げなかったのだから、罪に問えないのだろう』という誤った印象操作をされていますが、実際はそうではなかったことを広めていきましょう」と呼びかけました。
裁判を通して明らかになった東電会議の様子を知るにつけ、私たちが長年騙されていたことを感じます。東電は、大津波の可能性を想定し、津波対策を取るべきだという認識があり、対策の計画もあったのに、ある時、ちゃぶ台返しをして計画をストップします。この判断の誤りが、あの過酷事故につながったことは明らかです。
東電旧経営陣の刑事責任を問い、真実を明らかにする裁判です。
必ず勝ち抜きましょう。支援団の仲間を増やしましょう。
◆資料
海渡雄一弁護士パワーポイントファイル(2.6MB)
海渡雄一弁護士パワーポイントをPDF化(3.9MB)
海渡雄一弁護士第1回公判報告PDF(1.7MB)
◆報道
原発事故 告訴グループが集会「裁判で真相解明の可能性」 (NHKオンライン)
2017年8月25日金曜日
東電元幹部刑事裁判が始まった! 9.2東京集会
2017年6月30日、福島原発事故の刑事責任を問う世紀の裁判が、とうとう始まりました。
その日は雨の中、早朝より700 人を超える人々が、傍聴を希望し東京地裁に押し寄せました。
検察官役の指定弁護士は、冒頭陳述の読み上げに1時間半をかけ、提示した証拠は238点に及びました。
しかし、元幹部3人はいずれも無罪を主張しています。
第2回公判に向けて、この裁判でどのような証拠が提示され、何が争点となるかなどを理解しひとりひとりがこの裁判を見つめ、広めていくためにともに学びましょう。
東電元幹部刑事裁判が始まった! 9.2東京集会
日時:2017年9月2日(土) 10:30~12:15
場所:田町交通ビル6Fホール
(JR田町駅 芝浦口より徒歩数分 東京都港区芝浦3-2-22)
主催:福島原発刑事訴訟支援団・福島原発告訴団
詳細は支援団HPをご覧ください
その日は雨の中、早朝より700 人を超える人々が、傍聴を希望し東京地裁に押し寄せました。
検察官役の指定弁護士は、冒頭陳述の読み上げに1時間半をかけ、提示した証拠は238点に及びました。
しかし、元幹部3人はいずれも無罪を主張しています。
第2回公判に向けて、この裁判でどのような証拠が提示され、何が争点となるかなどを理解しひとりひとりがこの裁判を見つめ、広めていくためにともに学びましょう。
東電元幹部刑事裁判が始まった! 9.2東京集会
日時:2017年9月2日(土) 10:30~12:15
場所:田町交通ビル6Fホール
(JR田町駅 芝浦口より徒歩数分 東京都港区芝浦3-2-22)
主催:福島原発刑事訴訟支援団・福島原発告訴団
詳細は支援団HPをご覧ください
2017年7月18日火曜日
「初公判 福島報告会」開催
7月17日(月・祝)、いわき市文化センター大講義室を満席にして、「初公判 福島報告会」が開催されました。
報告会は、この裁判の初公判を見ることなく亡くなられた方々に黙祷を捧げてスタート。
被災者参加制度の代理人弁護士となって裁判に参加した海渡雄一弁護士、保田行雄弁護士から、裁判の内容について詳しい説明がありました。検察官役の指定弁護士たちが3被告に突き付けた証拠の数々は、なぜ今まで伏せられてきたのか、そしてこれほどの証拠を掴みながら、なぜ検察は不起訴にしようとしたのか、まったく理解できぬほどでした。
初公判を傍聴したメンバーからも、負けるわけのない裁判であることが報告され、これからの長い闘いに、ますます力を合わせていくことを確認しました。
第2回公判は、日程がまだ決まっていませんが、秋口以降と思われます。みなさま、裁判の行方を注視し、支援団の活動にご協力をお願いします。
次は、9月2日、東京集会です。
2017年7月7日金曜日
いわき市で裁判報告会!
6月30日に開かれた東電元幹部刑事裁判の初公判は、午前10時から午後5時近くまでの長時間に及び、検察官役の弁護士からは、多数の証拠が示されました。
勝俣元会長ら3人の被告人は罪状を否認し、全面対決となりました。
7月17日はいわき市の文化センターにて、初公判で被害者参加人の弁護士として参加した保田弁護士と海渡弁護士が、指定弁護士がどのような証拠を提示したのか、被告人側弁護士はどう反論したのか、今後の裁判の見通しはどうかなど、報告して頂きます。
多くの方のご参加をお待ちしております!
初公判 福島報告会
日時:2017年7月17日(月・祝) 10時~12時
会場:いわき市文化センター大講義室
(いわき市平字堂根町1番地の4)
報告:海渡雄一弁護士、保田行雄弁護士ほか
主催:福島原発刑事訴訟支援団
電話:080-5739-7279
Eメール:info@shien-dan.org
*初公判の速報レポート、参議院議員会館での報告会の詳細などは、支援団HPでご覧になれます。
勝俣元会長ら3人の被告人は罪状を否認し、全面対決となりました。
7月17日はいわき市の文化センターにて、初公判で被害者参加人の弁護士として参加した保田弁護士と海渡弁護士が、指定弁護士がどのような証拠を提示したのか、被告人側弁護士はどう反論したのか、今後の裁判の見通しはどうかなど、報告して頂きます。
多くの方のご参加をお待ちしております!
初公判 福島報告会
日時:2017年7月17日(月・祝) 10時~12時
会場:いわき市文化センター大講義室
(いわき市平字堂根町1番地の4)
報告:海渡雄一弁護士、保田行雄弁護士ほか
主催:福島原発刑事訴訟支援団
電話:080-5739-7279
Eメール:info@shien-dan.org
*初公判の速報レポート、参議院議員会館での報告会の詳細などは、支援団HPでご覧になれます。
2017年7月2日日曜日
「東電刑事裁判」第1回公判報告
2017年6月30日10時、ついに東電3被告の刑事裁判が始まりました。
傍聴の抽選券(リストバンド)の配布は早朝7時半から8時20分まで。福島市を朝4時に出発したバス組は配布に間に合いませんでした。郡山始発6時12分の「なすの」はどうにか間に合いましたが、福島からの傍聴者を締め出すかのような時間帯の配布には疑問を感じます。100席ある大法廷ですがその半分をメディアが占拠し、一般の傍聴席は高倍率(14.4)になりました。貴重な傍聴券を入手できた人たちは、厳重なボディチェックを受けてようやく法廷へ。今はカメラ付きのメガネもあるそうで、持ち物はすべて検査されました。こうした所持品検査の時間が必要なため、傍聴券の抽選時間が早まったのだろうと思われ、次回から改善をお願いしたいところです。
裁判官は、男性2人と女性1人。傍聴席から右側に検察官役の指定弁護士。左側には東電側の弁護士。3被告は、写真撮影が終わり傍聴人が着席した後で、おもむろに入廷しました。裁判官の前に進み出た3人は、それぞれに原発事故への謝罪を口にし(勝俣被告は声が小さく聞き取れないほどでしたが)、その後で「津波の予見は不可能であり、無実だ」と主張しました。
被告側の主張は「津波の予見は不可能」であり「津波対策の義務はなかった」し、「対策をしたとしても、311の規模の津波は防げなかった」というもの。そのことを裏付ける証拠45点を提出しましたが、ほとんどが旧保安院による証言ばかり。元東電社員など身内の証言、後付けの証言は、証拠としていかがなものかと感じました。
引き換え、指定弁護士たちが示した証拠の数々は、事故前の東電会議の議事録、御前会議議事録、津波担当者らのメールなど。東電が大津波を予見し、その対策を不可避と考えながら、怠っていたことは明らかでした。この裁判、負けるわけがありません。
この日は、17時までかかって起訴理由の読み上げや証拠の説明が行われ、3被告がまず退廷。冒頭の謝罪と無罪主張以外、3被告から声を聴くことはできませんでしたが、これから続く裁判の中で、3被告が良心に従って、真実を語ってくれることを願います。
****
地裁前・参議院議員会館集会 動画集
2017.6.30 東電元会長ら3人の刑事裁判初公判 (集会・記者会見) (nomorefukushima2011)
【アーカイブ動画】「東電原発事故刑事裁判初」公判後記者会見 (OurPlanetTV)
「東電原発事故刑事裁判」はじまる〜津波対策をめぐり新証拠ぞくぞく(OurPlanetTV)
2017年7月1日土曜日
明石昇二郎さん「速報」 初公判を傍聴して
ルポライターの明石昇二郎さんから、初公判の様子を速報して頂きました。
****
これだけの証拠が揃っていながら、なぜ東京地検は起訴しなかったのだろう――。
これが、初公判を傍聴して抱いた正直な印象だった。
6月30日午前10時、東京電力・福島第一原発事故の刑事責任を問う強制起訴裁判が始まった。業務上過失致死傷の罪に問われた東電の勝俣恒久・元会長(77)、武黒一郎・元フェロー(71)、武藤栄・元副社長(67)の旧経営陣3人は、揃って無罪を主張。だが、検察官役の指定弁護士が示した証拠は、その主張を真っ向から否定するものばかりだった。
津波対策を担当した東電社員のスケジュールが記録された「手帳」。その社員らが社内で津波対策をめぐってやり取りした「電子メール」の数々……。そして、日を追うごとに具体化していく「津波対策」の中身。だが、その対策が実行に移されることはなかった。
こうした証拠はすべて、福島原発告訴団をはじめとした刑事告訴・告発を受理して捜査をした、東京地検の検事らが集めていたものである。その中から、検察官役の指定弁護士が精査・抜粋した証拠が、この日の法廷で初めて明らかにされたのだ。
刑事告訴がなければ、そして東京地検の不起訴処分にも諦めず、検察審査会に異議を申し立て、2度の「強制起訴」議決を経なければ、これらの事実はきっと闇に埋もれたままだった。
検察側の言い分を鵜呑みにし、
「刑事裁判は、事故の真相解明をする場ではない」
「検察が起訴できなかったほどなのだから、強制起訴しようと有罪にできるわけがない」
「これまで強制起訴された裁判は大抵、無罪で終わっている」
などと、したり顔で語るジャーナリストや識者も多い。だが、そんな彼らは、この日、明らかにされた「電子メール」等の内容をどこまで知った上で語っているのか。
今回、明らかになった証拠をもとに、証人がこの法廷に次々と呼ばれることになるだろう。そして、そんな証人たちの口から、新事実が明かされる可能性も高い。
今後の裁判の行方が注目される。
明石昇二郎(ルポライター、ルポルタージュ研究所代表)
****
これだけの証拠が揃っていながら、なぜ東京地検は起訴しなかったのだろう――。
これが、初公判を傍聴して抱いた正直な印象だった。
6月30日午前10時、東京電力・福島第一原発事故の刑事責任を問う強制起訴裁判が始まった。業務上過失致死傷の罪に問われた東電の勝俣恒久・元会長(77)、武黒一郎・元フェロー(71)、武藤栄・元副社長(67)の旧経営陣3人は、揃って無罪を主張。だが、検察官役の指定弁護士が示した証拠は、その主張を真っ向から否定するものばかりだった。
津波対策を担当した東電社員のスケジュールが記録された「手帳」。その社員らが社内で津波対策をめぐってやり取りした「電子メール」の数々……。そして、日を追うごとに具体化していく「津波対策」の中身。だが、その対策が実行に移されることはなかった。
こうした証拠はすべて、福島原発告訴団をはじめとした刑事告訴・告発を受理して捜査をした、東京地検の検事らが集めていたものである。その中から、検察官役の指定弁護士が精査・抜粋した証拠が、この日の法廷で初めて明らかにされたのだ。
刑事告訴がなければ、そして東京地検の不起訴処分にも諦めず、検察審査会に異議を申し立て、2度の「強制起訴」議決を経なければ、これらの事実はきっと闇に埋もれたままだった。
検察側の言い分を鵜呑みにし、
「刑事裁判は、事故の真相解明をする場ではない」
「検察が起訴できなかったほどなのだから、強制起訴しようと有罪にできるわけがない」
「これまで強制起訴された裁判は大抵、無罪で終わっている」
などと、したり顔で語るジャーナリストや識者も多い。だが、そんな彼らは、この日、明らかにされた「電子メール」等の内容をどこまで知った上で語っているのか。
今回、明らかになった証拠をもとに、証人がこの法廷に次々と呼ばれることになるだろう。そして、そんな証人たちの口から、新事実が明かされる可能性も高い。
今後の裁判の行方が注目される。
明石昇二郎(ルポライター、ルポルタージュ研究所代表)
2017年6月30日金曜日
初公判 中間報告!
本日10時から、東京電力元会長らを被告人とする刑事裁判の初公判が行われています。
被害者参加人の代理人弁護士として出廷した海渡雄一弁護士と甫守一樹弁護士から、お昼の休憩時間を利用して報告がありました。
報告によると、被告人は3人とも罪状を否認したとのことです。検察官役の指定弁護士がこの事件についての被告人の罪状について説明をし、15メートルを超える津波については単なる試算ではなく、それをもとに具体的な対策を取ることが検討されていたこと、防潮堤の建設の他にも、水密扉の設置や注水設備の高台移転など、適切な措置を取ることができたのにそれをしなかったこと、事故を防ぐ措置には原発を停止することも含まれることが指摘されました。
被告人は3人とも、健康を害している様子もなく出廷したとのことです。神妙にはしていたが、原発事故の責任について真に反省しているようには思えなかったとは海渡弁護士の談。
本日の公判は17時までの予定。
参議院議員会館講堂では、支援団主催の集会を開催していますが、17:45分からは、記者会見を兼ねた裁判報告会を行う予定です(裁判の終了時間によっては前倒しの可能性あり)。
被害者参加人の代理人弁護士として出廷した海渡雄一弁護士と甫守一樹弁護士から、お昼の休憩時間を利用して報告がありました。
報告によると、被告人は3人とも罪状を否認したとのことです。検察官役の指定弁護士がこの事件についての被告人の罪状について説明をし、15メートルを超える津波については単なる試算ではなく、それをもとに具体的な対策を取ることが検討されていたこと、防潮堤の建設の他にも、水密扉の設置や注水設備の高台移転など、適切な措置を取ることができたのにそれをしなかったこと、事故を防ぐ措置には原発を停止することも含まれることが指摘されました。
被告人は3人とも、健康を害している様子もなく出廷したとのことです。神妙にはしていたが、原発事故の責任について真に反省しているようには思えなかったとは海渡弁護士の談。
本日の公判は17時までの予定。
参議院議員会館講堂では、支援団主催の集会を開催していますが、17:45分からは、記者会見を兼ねた裁判報告会を行う予定です(裁判の終了時間によっては前倒しの可能性あり)。
傍聴整理券配布前の佐藤和良支援団団長(2017.6.30) |
中間報告の海渡弁護士 |
中間報告の甫守弁護士 |
2017年6月19日月曜日
6.30初公判 傍聴整理券(抽選券)配布時間について
2017年6月5日月曜日
6.6「公正な裁判を!」東京地裁前行動
(福島原発刑事訴訟支援団HPより転載)
原発事故の責任を明らかに、公正な裁判を!
東京地裁に集まり、一緒に声を上げましょう!
6月6日の第四回目の公判前整理手続きにあわせ、第4回要請行動を 6月6日(火)12:00~13:00 東京地方裁判所前でおこないます。
待ち望んだ初公判が6月30日(金)にようやく開かれることになりました。
公正な裁判により、原発事故の責任が明らかになるように裁判所に要請しましょう。
みなさま、ぜひご参加ください。
第4回東京地方裁判所前要請行動
(日時)6月6日(火) 12:00〜13:00
(場所)東京地方裁判所前
原発事故の責任を明らかに、公正な裁判を!
東京地裁に集まり、一緒に声を上げましょう!
6月6日の第四回目の公判前整理手続きにあわせ、第4回要請行動を 6月6日(火)12:00~13:00 東京地方裁判所前でおこないます。
待ち望んだ初公判が6月30日(金)にようやく開かれることになりました。
公正な裁判により、原発事故の責任が明らかになるように裁判所に要請しましょう。
みなさま、ぜひご参加ください。
第4回東京地方裁判所前要請行動
(日時)6月6日(火) 12:00〜13:00
(場所)東京地方裁判所前
2017年5月24日水曜日
初公判決定! 6月30日
本日、東電勝俣恒久元会長ら3名の刑事責任を問う裁判の初公判期日が、6月30日になるということが明らかになりました。
原発事故から6年。福島原発告訴団が告訴をしてから5年の月日が経ちますが、ようやく裁判が始まります!未だに多くの人が苦しみを受けているこの事故の責任が追及されるよう、この裁判に期待し、支えていきましょう!
原発事故から6年。ようやく初公判期日が決まり、まずはほっとしています。
この事故のために、今なおさまざまな困難を抱える告訴人や多くの人たちがいます。公判の開始を見ることなく亡くなった方も大勢います。
これほど甚大な被害を引き起こしたこの事故の責任を、公正な裁判により明確にしてほしいと、心から願います。日本中がそして世界からも、多くの人々がこの裁判に注目することと思います。
報道
NHK 強制起訴の東電旧経営陣3人 初公判は来月30日
ロイター 原発事故初公判は6月30日
朝日 東電元会長ら、6月30日初公判 原発事故巡り強制起訴
原発事故から6年。福島原発告訴団が告訴をしてから5年の月日が経ちますが、ようやく裁判が始まります!未だに多くの人が苦しみを受けているこの事故の責任が追及されるよう、この裁判に期待し、支えていきましょう!
初公判期日決定を受けて
福島原発告訴団 団長コメント
原発事故から6年。ようやく初公判期日が決まり、まずはほっとしています。
この事故のために、今なおさまざまな困難を抱える告訴人や多くの人たちがいます。公判の開始を見ることなく亡くなった方も大勢います。
これほど甚大な被害を引き起こしたこの事故の責任を、公正な裁判により明確にしてほしいと、心から願います。日本中がそして世界からも、多くの人々がこの裁判に注目することと思います。
2017年5月24日
福島原発告訴団団長 武藤類子
2015年7月31日 強制起訴が決定 東京地裁前にて |
報道
NHK 強制起訴の東電旧経営陣3人 初公判は来月30日
ロイター 原発事故初公判は6月30日
朝日 東電元会長ら、6月30日初公判 原発事故巡り強制起訴
2017年5月23日火曜日
6月6日は第4回東京地裁前要請行動!
5月18日、東京地裁で行われた第3回公判前整理手続にあわせ、要請行動を行いました。約100人が集まり、裁判の早期開始を訴えました。
支援団HP 5.18行動レポート
第3回公判前整理手続きでも、公判期日はきまらず、第4回目の公判前整理手続きが6月6日午後4時30分から行われることになりました。福島原発事故の真実とその責任の所在を、1日も早く明らかににするため、東京地裁に対し公判前整理手続きを早々に終え、初公判期日のみならず、すべての公判日程を決定するように求め、6月6日正午より再度、要請行動を行います。
第4回東京地方裁判所前要請行動
6月6日(火) 12:00〜13:00
東京地方裁判所前
支援団HP 5.18行動レポート
第3回公判前整理手続きでも、公判期日はきまらず、第4回目の公判前整理手続きが6月6日午後4時30分から行われることになりました。福島原発事故の真実とその責任の所在を、1日も早く明らかににするため、東京地裁に対し公判前整理手続きを早々に終え、初公判期日のみならず、すべての公判日程を決定するように求め、6月6日正午より再度、要請行動を行います。
第4回東京地方裁判所前要請行動
6月6日(火) 12:00〜13:00
東京地方裁判所前
2017年5月1日月曜日
第2回東京地裁前要請行動を行いました
2017年4月13日木曜日
第2回東京地裁前要請行動「1日も早く、初公判を!!」
2016年2月29日に東京電力の旧経営幹部3名が強制起訴され、1年以上過ぎましたが、刑事裁判の初公判の期日は未だに決まっていません。指定弁護士は、4000点余の証拠を開示し、早々に裁判を開くよう東京地裁に要請し、記者会見を行っています。
4月28日に公判前整理手続の第2回協議が開かれます。
私たちは、もう待てません! 東京地裁に対し、公判前整理手続を終え、初公判期日のみならず、すべての公判日程を決定するように求め、再度、要請行動を行います。
私たちは、いまだ闇の中にある原発事故の真実とその責任の所在を、1日も早く明らかににするため、行動し続けます。
第2回東京地裁前要請行動 1日も早く、初公判を!!
日時:4月28日(金) 12:00~13:00
場所:東京地方裁判所前
登録:
投稿 (Atom)