2018年4月11日水曜日

第6回公判 東京地裁前行動

今日は昨日に続き、福島原発刑事訴訟の第6回公判期日です。
昨日と同じく、東電の津波対策担当者の証人尋問があります。
裁判所も重要証人と考えており、次回の公判も同人の証人尋問が予定されているという事で、非常に注目される期日となります。
今日は傍聴席を求めて157人が列を作りました。


東京地裁前行動 スピーチ(要約)

福島県三春町 庄司郁子さん
 私はいわき出身の講談師、神田香織さんの「あきれ果ててもあきらめない」という言葉が好きで、いつも頭に浮かんできます。これからもしつこく、粘り強くいくことが大切だと思っています。次々に明るみに出てくる真実、前川喜平さんの言葉ではないですが、有ったことを無いことにはできない、それがきちんと司法の場で明らかにされることを望んでいます。
 先ほど、歴史的な場面に立ち会っているのだ、と話がありましたが、私たちの個の力、一人ひとりの力で実現していきたいと思います。どうかみなさまの力を貸してください。これからもよろしくお願いします。


埼玉県所沢市 宇野知左子さん
 私たちは勝手連的にですが、第二次告訴の時に告訴人になった仲間が、佐藤団長に所沢に来ていただいた集会の時、参加者満場一致で、福島原発裁判を支える会・所沢を結成させました。年配者も多いですが、こういう形で支援できるならと、裁判所前の集会に度々参加させていただいています。
 大体3か月に1回、河合弁護士監督の映画も全部やりましたし、おしどりマコ・ケンさんのトークもついこの間やりましたし、何かしら催し物をやり、そのたびに支援団の参加を呼び掛けました。福島の出身の仲間は福島弁で訴えかけています。相馬焼のお茶碗を出して、福島にはこんな素晴らしいものがあると訴えて。
 所沢で集めた会員はもう150人近くになります。これからもそのような形で支援団を広めていこうと思っています。どうぞみなさん一緒に頑張りましょう。


福島県田村市から避難 熊本美彌子さん
 私は福島県田村市から避難をしています。東京でも損害賠償裁判をやっていまして、先日判決が出ましたが、満足できるものではないので、控訴をしようという事で動いております。
 私たちの裁判にとってもこの刑事裁判は、とても重要な裁判だと思っています。昨日も一日傍聴しましたけれども、今日はいったいどういう展開になるだろうかと興味津々でまたやって参りました。みなさまほんとうにどうもありがとうございます。これからもよろしくお願いいたします。


福島県南相馬市から避難 山田俊子さん
 私は南相馬に田舎暮らしがしたくて行きましたが、4年もせずに避難することになってしまいました。
 私は、日本の豊かな国土を台無しにしてしまったというその事を、しっかりと東電や国に反省してもらいたい。100年や200年のことではないということをしっかりと反省してもらいたいと思って、今、刑事裁判の「厳正な判決を求める署名」活動を拡散しています。みなさんよろしくお願いします。