今年1月13日に、保安院や東電の津波対策担当者らを告訴した「2015年告訴」について、東京地検は4月3日、全員不起訴処分としました。
福島原発告訴団は、十分な捜査を尽くさず、不起訴理由に事実誤認のあるこの処分を不服とし、4月30日に、この事件についても東京検察審査会に申し立てます。
勝俣元会長らを告訴した「2012年告訴」では、検察審査会が元会長ら3人を「起訴相当」とし、現在東京第五検察審査会が再度の審査を行っています。
検察審査会への申し立てに合わせ、激励の行動も行います。
東京検察審査会 申し立て&激励行動
4月30日(木) 東京地方裁判所前 12:00~13:00
4.30申立&激励行動チラシ ダウンロード (PDF)
なお、同日、株主代表訴訟にて歴代東電取締役の個人責任を追及している「東電株主代表訴訟」 の裁判(口頭弁論期日)が東京地裁で行われます。午後からは参議院議員会館で裁判の報告と学習会が開催され、ご厚意により告訴団からの発言の機会を頂きました。
ぜひ裁判の傍聴や、報告会・学習会へもご参加ください。
*裁判の傍聴は抽選になる場合があります。
東電株主代表訴訟
9:30~ 原告によるアピール 東京地裁正面玄関前
10:30~ 裁判(口頭弁論期日) 東京地裁103号法廷
13:30~ 裁判報告・学習会 参議院議員会館 講堂 参加無料
■講師:田中三彦さん(科学ジャーナリスト)
詳細は東電株主代表訴訟ブログをご覧ください
http://tepcodaihyososho.blog.fc2.com/blog-entry-183.html
4.30申立&激励行動チラシ ダウンロード (PDF)
福島原発告訴団は、東京電力福島第一原子力発電所の事故により被害を受けた住民で構成し、原発事故を起こし被害を拡大させた責任者たちの刑事裁判を求めて2012年、福島地方検察庁へ告訴を行いました。検察庁が全員を不起訴とするも、市民からなる検察審査会は強制起訴を決定しました。2017年6月30日に初公判が開かれ、刑事裁判がスタートしました。
2015年4月23日木曜日
2015年4月22日水曜日
上申書を提出! 国土庁発行「津波浸水予測図」
4月21日、福島原発告訴団は、「東京電力役員の強制起訴を求める上申書(4)」を東京第五検察審査会に提出しました。
2014年7月に検察審査会が、勝俣元会長らに「起訴すべき」という議決を出しましたが、東京地検は再捜査の後、2015年1月に再び不起訴としました。
東京第五検察審査会は、現在、再度の審査を行っています。
上申書では、1999年に国土庁、日本気象協会が作成した「津波浸水予測図」で、高さ8メートルの津波が福島第一原発に来襲すると、10メートルを大きく超えて遡上し、1~4号機が浸水するというシミュレーションについてなど指摘しています。
東京地検が不起訴とした理由の一つが、原発建屋のある10メートルラインを超える津波を予見できなかったというものですが、少なくとも2000年にはそれを覆す想定を国土庁が発行しており、東京地検は知ってか知らずか不当な決定を下したことが明らかになりました。
今月末には検察審査会の審査員の半数が交代します。もしかするとそのタイミングで議決が発表されるかもしれません。
検察審査会が、東京地検の不当な不起訴処分を覆し、強制起訴によって刑事裁判への道を開いてくださるよう期待します。
上申書ダウンロード(PDF)
2014年7月に検察審査会が、勝俣元会長らに「起訴すべき」という議決を出しましたが、東京地検は再捜査の後、2015年1月に再び不起訴としました。
東京第五検察審査会は、現在、再度の審査を行っています。
上申書では、1999年に国土庁、日本気象協会が作成した「津波浸水予測図」で、高さ8メートルの津波が福島第一原発に来襲すると、10メートルを大きく超えて遡上し、1~4号機が浸水するというシミュレーションについてなど指摘しています。
東京地検が不起訴とした理由の一つが、原発建屋のある10メートルラインを超える津波を予見できなかったというものですが、少なくとも2000年にはそれを覆す想定を国土庁が発行しており、東京地検は知ってか知らずか不当な決定を下したことが明らかになりました。
今月末には検察審査会の審査員の半数が交代します。もしかするとそのタイミングで議決が発表されるかもしれません。
検察審査会が、東京地検の不当な不起訴処分を覆し、強制起訴によって刑事裁判への道を開いてくださるよう期待します。
上申書ダウンロード(PDF)
国土庁発行「津波浸水予測図」の一部を拡大・書入 |
2015年4月17日金曜日
4・13東京地検抗議、検察審査会激励行動!
東京地検の不起訴処分に、お天気まで怒り爆発の4月13日、福島原発告訴団の緊急行動が午前11時15分から午後12時30分近くまで行われました。
春の嵐の中、約100名の告訴人や支援者が集まってくださいました。本当にありがとうございます。
まずは、勝俣元会長らの起訴を再度審査中の東京検察審査会への「激励行動」。東京地裁前で「強制起訴を!」と訴えました。
続いて、2012年告訴ばかりか、2015年告訴までも不起訴にした東京地検へ向かって、「抗議行動」を行いました。たったの2か月半で、十分な捜査を尽くしたとは到底思えません。東京地検の担当者らは、地検としての職務を全うしたと、胸を張っていえるのでしょうか。
被害者たちは、冷たい雨の中でつないだ手を暖め合いながら、福島原発事故の責任を問い続けました。
福島原発告訴団は、呆れ果てても諦めません。必ず、原発事故の罪を糺します。次の被害者を出さないために、歩み続けます。
これからも、ご支援をよろしくお願いいたします。
2015年4月10日金曜日
4.13緊急行動! 検審激励&地検抗議
今年の1月13日に福島原発告訴団が、旧保安院や東電の津波対策担当者らを告訴・告発した件(2015年告訴)について、4月3日、東京地検より全員を不起訴処分としたことが通知されました。
告訴してからわずか2か月半の決定であり、まともな捜査が行われたとは到底考えられません。不起訴理由についても、告訴団が以前に指摘した地検の事実誤認や新証拠についてはほとんど触れず、以前の理由書の焼き直しに過ぎません。
大津波を予測しながら対策を怠ってきた東電幹部、それを手助けすらする規制当局の官僚、その責任を問わず野放しにする検察庁、被害者が救われないあまりの惨状にあきれ果てるばかりですが、「あきれ果ててもあきらめない!」
私たちは、真実を追い求め、この原発事故の責任を追及し続けます。
告訴団から、緊急行動を呼びかけます。 ぜひ、ご参加をお願い致します。
4月13日(月)
■11:15~11:45 【東京地裁前】 東京検察審査会への「激励行動」
■12:00~12:30 【東京地検前】 東京地検への「抗議行動」
2015年4月7日火曜日
「2015年告訴」告訴人募集の中止について
「2015年告訴」参加のみなさま、支援者のみなさまへ
「2015年告訴」は、今年1月13日に第一次として団長らが先行して告訴し、第二次として広く告訴人を募集していたところですが、4月3日に東京地検が、第一次告訴受理からわずか2か月半という異例の短さで不起訴処分を決定しました。
不起訴処分については東京地検に対し強く抗議し、東京検察審査会へ不服の申し立てをする予定です。しかしこの事件については、第二次の告訴は行えないこととなりました。既に参加申し込みをされていますみなさまには、大変申し訳なく、悔しい思いでおります。
既に委任状をお送り頂き、参加費のお支払いをされている方もたくさんいらっしゃいます。みなさまの思いを無にしない方法を考えております。
委任状を提出された方へは、委任状の扱いや、参加費の返金についてなど、ご意志を確認するご案内をお送りいたしますので、記入してご返送くださいますようお願いいたします。
これから参加を申し込む予定でいたみなさまには、今後告訴団は検察審査会に申立てをし、勝俣元会長ら先の事件と合わせ、責任追及への途を開くよう働きかけをしていきますので、どうかそのご支援を頂けますようお願い申し上げます。
これからも告訴団は、責任追及のためのさまざまな行動を、みなさまと行っていきたいと考えています。その都度、ブログに呼びかけやご協力のお願いを掲載いたします。ぜひご注目ください。
不起訴理由書(PDF)
処分通知書(PDF)
「2015年告訴」は、今年1月13日に第一次として団長らが先行して告訴し、第二次として広く告訴人を募集していたところですが、4月3日に東京地検が、第一次告訴受理からわずか2か月半という異例の短さで不起訴処分を決定しました。
不起訴処分については東京地検に対し強く抗議し、東京検察審査会へ不服の申し立てをする予定です。しかしこの事件については、第二次の告訴は行えないこととなりました。既に参加申し込みをされていますみなさまには、大変申し訳なく、悔しい思いでおります。
既に委任状をお送り頂き、参加費のお支払いをされている方もたくさんいらっしゃいます。みなさまの思いを無にしない方法を考えております。
委任状を提出された方へは、委任状の扱いや、参加費の返金についてなど、ご意志を確認するご案内をお送りいたしますので、記入してご返送くださいますようお願いいたします。
これから参加を申し込む予定でいたみなさまには、今後告訴団は検察審査会に申立てをし、勝俣元会長ら先の事件と合わせ、責任追及への途を開くよう働きかけをしていきますので、どうかそのご支援を頂けますようお願い申し上げます。
これからも告訴団は、責任追及のためのさまざまな行動を、みなさまと行っていきたいと考えています。その都度、ブログに呼びかけやご協力のお願いを掲載いたします。ぜひご注目ください。
不起訴理由書(PDF)
処分通知書(PDF)
東京 司法記者クラブでの記者会見 |
福島 県政記者室での記者会見 |
2015年4月6日月曜日
不起訴処分に抗議! 記者会見を開催します
東京地検は4月3日、福島原発告訴団が1月13日に旧保安院や東電の津波対策担当者らを告訴・告発した件(2015年告訴)について、全員を不起訴処分としました。
○詳しくは下記リンク先記事を参照
*1月14日付記事
*4月3日付記事
福島原発告訴団はこの処分に強く抗議し、この不起訴処分の不当性について、また、今後の告訴団の対応についての記者会見を開催いたします。
プレスリリース
○詳しくは下記リンク先記事を参照
*1月14日付記事
*4月3日付記事
福島原発告訴団はこの処分に強く抗議し、この不起訴処分の不当性について、また、今後の告訴団の対応についての記者会見を開催いたします。
プレスリリース
報道関係のみなさま
2015年4月6日 福島原発告訴団
「2015年告訴」の不起訴処分に抗議する記者会見のお知らせ
4月3日、東京地検より、1月13日に福島原発告訴団が旧保安院や東電の津波対策担当者らを告訴・告発した件(2015年告訴)について、全員を不起訴処分としたことが通知されました。
告訴してからわずか2か月半の決定であり、まともな捜査が行われたとは到底考えられません。不起訴理由についても、告訴団が以前に指摘した地検の事実誤認や新証拠について触れず、以前の理由書の焼き直しに過ぎません。
大津波を予測しながら対策を怠ってきた東電幹部、それを手助けすらする規制当局の官僚、その責任を問わず野放しにする検察庁、被害者が救われないあまりの惨状にあきれ果てるばかりですが、「あきれ果ててもあきらめない!」
私たちは、真実を追い求め、この原発事故の責任を追及し続けます。
「不起訴処分」の不当性や今後の対応についての記者会見を開催いたします。ぜひご出席をお願いいたします。
記
東京 記者会見
(日時) 4月 6日(月) 11時より
(場所) 司法記者クラブ
福島 記者会見
(日時) 4月 6日(月) 16時より
(場所) 福島県庁 県政記者室
以上
登録:
投稿 (Atom)