12月12日、「起訴を!東京地検包囲行動&院内集会」では、全国から集まった250人が再捜査期限の迫る地検へ、地検自身が元東電幹部らを起訴するよう「激励」のアピールをしました。
その後東電前に移動し、汚染水によってこれ以上海を汚さないよう、サブドレン汚染水とさらに海側の地下水ドレンからの汲み上げ放出の計画を中止するように、福島原発告訴団と脱原発福島ネットワークがそれぞれ要請書を提出しました。
包囲行動に先立って、参議院議員会館で12:00より院内集会が開かれました。
はじめに、福島原発告訴団・関西の福本俊夫さんより、滋賀県の放射能汚染チップ不法投棄事件について報告がありました。
続いて、「検察は起訴すべきである」と題し、古川元晴さん(元京都地検検事正)と船山泰範さん(日大法学部教授)が、海渡雄一弁護士の司会によって対談しました。12月9日に地検へ提出した上申書と新たに判明した証拠書類を踏まえ、一般常識から合理的に導かれる根拠による「危惧感説」はもちろん、従来の厳格な「具体的予見可能性説」からも起訴できることが指摘されました。また、刑法とは単に人を処罰するためにあるのではなく、刑事制裁を通して国民が安心して生活できる社会をつくるためにあると話されました。
*院内集会の映像がご覧になれます
2014.12.12 福島原発告訴団 起訴を!東京地検・東電包囲行動&院内集会(nomorefukushima2011さん)
20141212 UPLAN【院内集会】起訴を!東京地検・東電包囲行動&院内集会(祐児三輪さん)
*記者会見の映像はこちら
IWJ Ch6 2014/12/12 17:23(日時が経つと見られなくなる可能性があります)
上申書・要請書については12月12日記事「上申書提出 『原発と大津波』」よりご覧ください